文化人類学とか民俗学の本を読んでいるとなんだか幸せな気分になるのです。
人ってどこにいってもそんなに変わらないことを実感できて楽しいのです。

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)/レヴィ=ストロース

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レヴィ-ストロースの「悲しき熱帯」なんて、タイトルとは別として幸福な読書体験という感覚でして。

メモ垣露文

闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)/渡辺 公三

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なかなか買うとなると高いので、こうした文庫や新書ばかりが手元にあり、専門書は見かけては、うーむ・・・。
でも、それはそれで、コレクションする趣味は無いので、巨大な専門書は必要ないとも思うのです。図書館あたりでニヤニヤしながら眺めている時間があれば、それなりに幸せな気分。

レヴィ-ストロースはフランスの人類学の巨人とも言うべき学者で1908年生まれで、2009年に亡くなったので、20世紀をまるまる学問したユダヤ系の人類学者。ですからロシア革命もナチス・ドイツも同時代として知っているわけです。最初に紹介した「悲しき熱帯」はヴィシー政権下でフランスにはいられなくなった彼がブラジルに渡り、そこで見聞したものを記した著作。

で、ここに並べるのはどうかと思いつつ、このブログで記事を書く時には、こんな感じで説明してみたいな、なんて考えているのは中沢新一の「カイエ・ソバージュ」シリーズなんです。

人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)/中沢 新一

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あんまり小難しく、厳密にやるよりは、ブログで読む程度は、ちょっと問題はあってもシンプルにしていった方が、書く方も読む方も良いと考えています。