先日無事日本でのロード、ビザ更新を終えハワイに帰ってきました。
2週間の日程でしたが多くの人と出会い、再会があり、本当に充実した一時帰国でした。
また東日本震災からの一日も早い復旧、回復を願っています。


今回はGeriatric Medicine Fellowshipを開始してからは初の帰国でした。
というわけで、WSやレクチャーにもふんだんにそのテイストを盛り込んだものになりました。

今回多くの反響があったGeriatricsのコンセプトの中に"illness trajectory"というものがあります。
Illness trajectories and palliative care

Trajectoryとは軌道、軌跡、弾道という意味なのです。
つまり人生の軌跡、軌道、弾道といったところでしょうか。
縦軸にADLやQOLを、横軸に時間とした場合のその人の人生とは?を図化したものです。患者さんやその家族、医療チームのメンバーとの意思疎通の助けになりそうです。

緩和医療だけでなく、終末医療や老年医療のコアになる考えの一つだと思います。