オススメ度:★★☆☆☆

 

最近ずっとどうでしょうのDVDを見直していたので、大泉さんの映画見たくなってプライムにあったこともあり、観てみました。
 
東京から北海道の月浦に移り住み、湖のそばでパンカフェの「マーニ」を始めたりえさんと水縞くんの夫婦。水縞くんがパンを捏ねて焼いて、りえさんがコーヒーを淹れて、料理をつくる。そんなマーニを訪れるのは、個性豊かなひとびと。
 
そして、傷ついた人たち。
みんな、りえさんと水縞くんの優しさ・あったかさに触れて、おいしいものを食べて、充電して帰っていく。
 
 
全体的にまーったりと独特のテンポで展開していくので焦れてしまう人もいるかもしれないけれど、ぜひパン作りや料理のシーンを楽しんでほしいです。
 
パンとコーヒーが欲しくてたまらなくなるし、丁寧につくられた料理の数々が羨ましい。
何より目にも綺麗で優しい。
 
 
暖かい部屋で、おいしいもの、大事に作られたものを、大事なひとと食べること。
これはそのまま生きる力を身体に与えてくれる。
シンプルに、そう思いました。
 
 
実際にはこの様子じゃ採算とれないでしょ!とか北海道の冬の厳しさってこんなもんじゃないじゃないの?とか突っ込みたくなってしまうのだけど、ぐっとこらえて。
 
最後のシーンの風景は印象的。
こんな眺めのところで、水縞くんみたいな優しい夫とこんな暮らしができたらいいのに!と羨ましさ全開になります。
原田さんも透明感がすごくて、今更ですが好きになりました。
 
次の一本は「駆込み女と駆出し男」
駆込み女の追っ手を言いくるめる、大泉洋の長ーーい台詞が見ものです。