高いので、いつも我慢していたのですが・・・
この日、ついに手を出しました。
この時は・・・
万遍の笑みで食べていたと思います。
昼休みを終え・・・
(これから忙しくなるので)上司と綿密な打ち合わせ(仕事の進め方)を行った後、、、
訃報の電話は、なりました。
祖母が一度危篤状態になった10月2日以降、母からかかってくる電話に何度も
おびえていたたはずなのに・・・
この日は、数日前に祖母がボクを見て名前を呼んでくれたことで安心してしまったのか、
「(この忙しい時に)何の用だろう?」
という気持ちで電話を取ったのを覚えてます。
その時の・・・
冷静に話しながらも、震えてる母の声を今でも覚えてます。
そして・・・
ボクも冷静を保つように、
「(もう亡くなってしまったのであれば)あわてて帰る必要もないよね?」
と言って、一度は電話を切りましたが・・・
その後、事務所の隅で泣き崩れ、、、
結局、すぐに帰ったのでした。
祖母が、最後にボクの言った言葉は(名前以外は)、よくわかりませんでした。
体に悪いからとそれ以上(無理に)話させなかったこと。
友達が一緒だったので、すぐにその場を去ったことを・・・
今でも後悔しています(もちろん、そうなることがわかっていなかったので、取った行動が
悪かったとは思っていませんが)。
母が最後に聞いた言葉は、
「おいしいお茶が飲みたい。。。」
だったでそうです。
祖母は、何カ月もの間、この飲み物だけで命をつないでいました。
しかも、これは口からではなく、鼻から入れられていました。
・・・もう、口からモノを入れることはできなかったようです。
なので、お茶を飲ませてあげるという希望もかなえてあげれなかったのです。
ほんと、お茶が大好きな祖母でした。
この日、ボクは同じアイス(全く同じというわけではなく、同じ系統の・・・という意味です)を食べました。
そこに笑みはなく・・・
でも、涙はこぼしませんでした。
好きなモノを食べられる喜びをかみしめました。