音と電気の関係 2 | ギター兄ちゃんの独り言…

音と電気の関係 2

続きです☆

以前にも軽く紹介したのだけど、お金をかけずに電源を改善する方法として各機材と壁コンの電源の極性を合わせる方法を紹介します。昨日の日記で出て来た [迷走電流] を少なくするためにも壁コンとケーブルの極性を合わせることは重要です!
各機材すべての極性を合わせるとビックリするほど接続機器の音に厚みが出てシッカリとしたサウンドになります。ホンマかいな?と疑う前に一度電源と機材の極性を合わしてみて下さい☆


以前に壁コンと2Pの電源ケーブルのホット(+)とアース(-)の見分け方は書いたので今回は、もう少し掘り下げて説明します。
まず壁コンの極性は必ずしも規定通りに施行されていない事があるので、簡単に極性を調べられる便利グッズとして検電器や検電ドライバーがあると簡単に壁コンの極性を調べる事ができます。(用語検索で見てみて下さい)
通常はそれだけやっていれば十分なんだけど、もう少しキチンとした調べ方もあるのでそれも紹介しておきます☆
電池稼働のデジタルテスターを用意して交流電圧(ACV)を測定する手順なんですが、まず全ての機材のオーディオケーブルやMIDIやクロックケーブルなどを外し、電源ケーブルも抜き完全に機材同士が一切つながっていない状態にします。そうしたら、最初に壁コンの極性を調べます。壁コンが3P3極でアース(グラウンド端子)処理がされている場合は、テスターのリードの黒い方をそこに挿します。一般家庭で多い2P2極の場合は自分の体をアースと見立てテスターのリードの黒い方を手で握ります。そして、赤い方のリードを壁コンの片方の穴に挿し込んで値を測定し、さらにもう一方の穴にも同様に挿し込んで値をチェックします。この時、チェックした値の小さい方がマイナス(-)側となるので極性が通常と逆の場合はマークを付けておいたほうがいいかもしれません。もちろん通常の環境であれば検電器や検電ドライバーで調べるだけで十分ですがキチンと調べたい人はこのやり方で調べて下さい。

次に電源ケーブルの極性を調べます。
いちおう以前に書いた時には2Pの場合はアース(-)側に白線や文字の記載があったり、コンセントプラグに目印が載せてあったりすると書きました。それで通常は十分なんだけど、それもキチンとした調べ方があります。
(1)まず極性を合わせたい機材(電源はオフで)の電源ケーブルを壁コンに差し込み、その壁コンの違う口に対して、3P仕様ならばアース、2P仕様ならばマイナス側にテスターの黒いリードを挿します。そして機材のケース・アース(機材の後ろや裏の塗装していないシャーシ部分のこと)に赤いリードを付けて、その値を計ります。
(2)次に(1)の状態から機材の電源をオンにしてテスターの値を計ります。
(3)その後、機材の電源をオフにして電源ケーブルのプラグを逆にして差し、再び(1)(2)の手順で値を計ります。この際に(1)から(2)で電源を入れた時にテスターの値が低く変化する方が壁コンに対して正しい極性で接続されている状態ということです。あくまで電圧の高い低いではなく、電源をオンにした時に値が低くなる方です!
なお(1)~(3)の手順でテスターのリード部分や機材の箇体に触れると正確に調べる事ができないので注意して下さい。

てなわけで、ちょっと難しい説明もしたけども壁コンの極性を合わせることは音楽をする人間にとって最低限のルールだという事を認識して下さいっ! 今日書いたやり方は少し神経質な人のタメに書いたのだけど通常は以前に説明したやり方で十分です。お金をかけずに壁コンの極性を合わせる程度で音が良くなるのだから必ずやって下さいね☆


はい終了~m(_ _ )m

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