平林寺の半僧坊大祭1

毎年４月１７日は埼玉県新座市の

平林寺では半僧坊大祭というお祭りが行われます。

なぜ４月１７日なのかは、

調べても分かりませんでした。

徳川家康の命日が４月１７日といわれているので、

この日に行われるのかもしれません。

戦国時代の兵火で焼けた平林寺の再興に

家康が関与していることを考えると、

あながちまったくの見当はずれでもないかもしれません。

半僧坊はもともと静岡県の浜松にある方広寺の半僧坊大権現が

明治時代に全国に半僧坊信仰として広がったようです。

平林寺の半僧坊もそのうちのひとつでしょうか。

半僧坊というのは方広寺を開いた無文元選禅師という人に仕えていた男が

のちに半僧坊大権現として祀られたようです。

半僧坊(＝半分お坊さん)というくらいなので、

おそらく正規の僧ではなかったのかもしれません。

ちなみに、権現とは‘仮に現われる’ことで、

神様が人間の姿になって現れるという

信仰だそうです。

まあ、小難しく書いてしまいましたが、

ようは一年に一度のお祭りです。

今年は先週の木曜日に行われました。

良いお天気です。

伊豆殿行列です。

伊豆殿とは松平伊豆守信綱公のことで、知恵伊豆とよばれて

江戸時代の初期に活躍した人です。

知恵伊豆と呼ばれるくらいなので、頭がきれる人だったようです。

平林寺と縁が深く、お墓も平林寺の中にあります。

通常は入山料５００円ですが、

この日は無料で平林寺に入ることが出来ます。

普段は禅寺らしく深閑としていますが、

今日はとても賑わっています。


平林寺は紅葉の頃もとても良いそうなので、

そのころにまた来てみようと思います。

続く

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