レポート15 ヒヨドリ雛のエサ・まとめ

2014年７月１日

ヒヨ、生後28日

いきなり大きくなった気がする・・・。

二週間前と比べると、止まり木が小さくなったように感じます。

これがたったの二週間前。

いつ死ぬかも分からないほど弱々しかった時期が懐かしいね！

うちの家族は、頻繁にヒヨを見ていないので、その急成長ぶりに仰天していました。

毎日見ている僕でも、ぐんぐん大きくなっているのが分かるくらいなので、そりゃ驚くでしょう。

今では元気がよすぎるのが、逆に心配なくらい。

相変わらず、エサはまだピンセットであげていますが・・・あまりに腹が減った時は、自分でエサ入れに行って食べています。

僕にエサをねだってくるのは、ただの甘えなのかも？

可愛いやつだぜ。




毎日のエサはこんな感じ。

トマト、パイナップル、すり餌、小松菜です。（たまにミルワームとコオロギをあげています）

朝、ひと口サイズにして入れておくと、昼頃にはなくなっています。追加分も夜にはなくなる。

なんちゅう食欲！

しかし食い過ぎなのか、たまに消化不良で糞が水っぽい。

僕も”鉄の胃袋、ガラスの腸”のため年中下痢便ですし、あまり心配はしていませんがね。

エサの好き嫌いは少ない方ですが、食いっぷりの違いから好みが判明してきました。

また、悪いところもなく順調に育っているので、栄養バランスは間違っていなかったはず。

実体験に基づいて、エサについて分かったことを、まとめておこうと思います。




まず、調べによると、目の開いていないうちは果実、野菜と動物質のエサを半々で与えた方がよいと書いていました。そして水はエサから摂取するので不要。

人工飼育下ではヒヨドリの雛はビタミン欠乏による脚弱症の発症率が極めて高い。その主な原因は、スズメやインコと同じだと思い、誤って粟や稗など種子類のエサを与えてしまうからだとか。とにかく野菜と果実でビタミンを補う必要がある。

それらを考慮しました。

生後11日の巣立ちまでに与えていたエサ

●果実（バナナ、パイナップル、キウイ）
バナナは消化吸収がよいので弱っていた初期の頃、重点的に与えました。
これがヒヨの命を救った可能性大です。死にかけの雛を保護した場合はおすすめのエサです。
キウイはビタミン含有量がハンパないのでチョイス。
パイナップルは硬いので、ひと口サイズより小さくカットしました。


●野菜（トマト、かぼちゃ）
トマトはビタミン含有量が多く、ヒヨドリの飼育には欠かせないらしい。プチトマトの方が栄養価は高いけど、皮が硬いので消化に悪い。普通のトマトがいいですね。
かぼちゃは蒸かしたものを与えました。


●５分のすり餌を野菜ジュースで溶いたもの
鳥に必要な栄養素がバランスよく配合されているので、補助的に与えていました。
果汁100％のジュースで溶いてやると、甘みが追加されて口あたりよさそうです。


●虫エサ（ミルワーム＆コオロギ）
雛の肉体構成に超重要なタンパク質を多く含む。朝昼晩に丸々と太ったコオロギを１匹。たまにミルワームを与えていました。どちらも体内で暴れないように、頭を潰してから与えます。
虫エサに対しての執着心はやばいです。相当好きみたいで無限に食べようとしますが、こればかりにならないように注意が必要かも？


これらを１時間に１回のペースで食べたがるだけ食べさせる。

毎回、めちゃくちゃ食べます。１度のエサやりに観察込みで30分くらい時間を取られました。

つまり、一日中エサをやっている感じ(笑)

２、３時間エサやりを怠ると、命に別状あるそうです。

夜は、朝になっても生きていることを祈って眠らせておけばＯＫでした。

しかし朝イチのエサやりが遅ければ、空腹により致命的なダメージになるそうなので、４時半には起きて様子を見ていました。夜も、23時に最後のエサやりをしていましたね。

そんな感じで生後15日くらいまでは、かかりっきりです。

普通の会社員ではまず飼育不可能なので、これを機に会社を辞めて脱サラするか、代わりに雛の世話をしてくれる人を探しましょう。

自然界の親鳥は10分に１回のペースでエサを運びますし、栄養バランスも考えているそうですよ。すごいね！




で、今やっているエサも基本的には同じなのですが、配分的には、野菜・果実を８割、動物性のエサを２割にしています。

現在（生後１カ月）のヒヨのエサ
好き嫌いリスト

◎＝大好物　○＝まぁまぁ好き　△＝微妙

◎ミルワーム
いわずもがなの最強エサ。ヒヨの目付きがかわる。
どんな味がするんだろう？　食ってみたい・・・けど、勇気が出ねえ！

◎コオロギ
ドッグフードと鳥の餌で肥満体にさせたコオロギ。これもヒヨの野生を呼び覚ます。
奴隷のように逃げさせて、ヒヨに狩らせる遊びは面白いよ。

◎トマト
ヒヨドリを飼育することになった者は、この世にトマトが存在したことを感謝するだろう！
汁も大好き。

◎パイナップル
トマトと双肩を並べるヒヨの好物。しかし甘い香りが小バエを呼ぶ。

○小松菜
遊びながら食べるという感じ。別腹っぽい。カルシウムが豊富。

○バナナ
相変わらずよく食べる。けど、少しでも鮮度が落ちたものは嫌う。

○かぼちゃ
気分次第でバクバク食べる。

○すり餌（野菜ジュースで溶いたもの）
鮮度のよいうちはよく食べる。痛むのが早い！　放置すれば小バエがたかる。

△プチトマト
皮が硬いので嫌がる。

△ブロッコリー
自然界のヒヨドリは畑に侵入して、ブロッコリーを根こそぎ食い荒らすらしいけど。うちのヒヨにはまだ早いみたいね。

△キウイ
酸っぱすぎてあんまり好きじゃない。目が開いていない時は、バクバク食べていた。



以上！


あまり種類はないけど、参考になればと思います。

また、手を煩わせるのが嫌だという人は、九官鳥のエサをあげるのもいいそうです。

ヒヨにとっては生の野菜や果実の方が健康にはいいと思うので、当面はそうするつもりです。


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（つづく）