逆浸透膜浄水器豆知識
★逆浸透膜浄水器とは?
水質基準の厳しいアメリカで、将来の水不足解消のために(海水を真水に変える)開発されたのが逆浸透膜システムを採用した浄水器です。0.0001μmのメンブレン(逆浸透膜)で放射線物質を含むほとんどの不純物を除去する高度浄水器です。
ア
メリカでは20年前から普及していますが、日本ではあまり知られていない。アメリカの水道水は硬水が多いし、PPM値は日本の平均値よりやや高い、ほとんどの地域は200ppm前後ですが、東京大阪などは200PPM以上でアメリカよりひどい。なのに、日本では逆浸透膜浄水器というものを聞いたこともありませんし、行政もテレビもまったく情報を提供してくれない、テレビに出ている芸能人からもまったく言及しない。逆浸透膜浄水器はアメリカでもかつては2000ドルかかる高価な買い物でしたが、生きていくための必要な出費として貧乏な家庭でも取り付けている。東京都民は、「東京水は世界一美味しい」とマスコミや行政に洗脳されている。だから、これは金の問題ではなく意識の問題です。このせいか、原発事故後でも都民は平気で水道水を飲んでいる。ちなみに、原発事故前の東京の水道水は130ppm-150ppm、事故後は170ppm-200ppmになった。この50ppmは決してカルシウムなどミネラルではなく、セシウムやストロンチウムなど放射性物質ではないか?311原発事故直後の3月ごろ、有識者らは安全な水の確保方法を懸命に探す時に、アメリカの「逆浸透膜浄水器」のことをはじめて知りました。有識者らは直ちにインターネットを中心に情報を拡散した。同時に「炭ろ過でも有効」、「セルトンは一番効く」などデマ情報もあちこちに書き込まれた。そして4月ごろ、イオン樹脂交換や炭ろ過などを経って、英文の論文も読んだ、たくさん集まってきた情報からデマ情報を排除し、たどり着いたのは「逆浸透膜浄水方式」が唯一放射能99%除去できるという情報でした。この有益情報を直ちにあちこち書き込んで拡散した。拡散してから3年近くなりますが、デジタル党(パソコンやタブレットを使う人)はすでに見れたと思いますが、アナログ党(新聞紙やテレビを見る人)は未だに知らないし、平気で水道水を飲んでいる。ま、貴方の人生だから貴方が決めていいが、勝ち組になるか負け犬になるか貴方の考え次第。英米は第二次世界大戦の勝者になれたのは情報戦に勝ったからといわれています。ヒットラの核開発情報をつかみ、ヒットラより先に核爆弾を完成したこともキーポイントです。20世紀は情報戦時代!日本においては、情報戦に勝つ者は金持ちになる、移住できる勝ち組になる、そして生き延びて正常な遺伝子を子孫に残せる。正常な遺伝子を残すってそこまで考えてない?大事なことです。考え方を変えれば視野も広がり、未来だって見えてくる。歴史書籍に載せられた偉大な人物はみんな未来ビジョンの持ち主でした。
で、原発事故後、逆浸透膜方式は唯一の放射線物質を除去できる浄水器として有識者によってネットで拡散され注目を浴びています。
(独)放射線医学総合研究所では、煮沸,炭,活性炭,中空糸膜フィルター,RO水(逆浸透膜)などの放射性ヨウ素の除去効果について,実際に実験を行いま
した。その結果,RO水(逆浸透膜)以外では、ほとんど除去効果しか期待できないことが分かりました。放射線物質ヨウ素-131除去実験では逆浸透膜で濾
過したRO水にはヨウ素-131はまったく検出されませんでした。(独)放射線医学総合研究所サイト:http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i11
★逆浸透膜の原理 http://www.nmt.or.jp/about/about3_2.html
水
(溶媒)は通すが食塩(溶質)は通さない半透膜で仕切られた槽の一方に希薄溶液を、また、他方に濃厚溶液を入れたとき、両溶液が平衡になろうとして希薄溶
液側の水が半透膜を通過して濃厚溶液側に移動する現象が「浸透」である。浸透が平衡に達したとき、両溶液間に生じる圧力差(水位上昇分)を「浸透圧」とい
う。この濃厚溶液側に浸透圧差よりも大きい圧力をかけると、浸透現象とは逆に、水が濃厚溶液側から膜を透過して希薄溶液側に移動することになる。この現象
を「逆浸透」という。
ここで、水は浸透するが食塩などの低分子量物質を透過させない半透膜を「逆浸透膜」と呼ぶ。
★逆浸透膜の構造 http://www.nmt.or.jp/about/about3_3.html
フィ
ルターハウジング(フィルターケース)の中には、メッシュスペーサー・逆浸透膜・透過水流路材が透過水集水パイプに巻かれたものが入っており、フィルター
ハウジングに入った原水は、圧力をかけることによって、メッシュスペーサーに沿って原水が流れ、逆浸透膜を透過し、きれいな水となって、透過水流路材に
沿って中心にある透過水集水パイプに流れ込みます。逆浸透膜の細孔(約0.0001ミクロン)は、水中の最も微小なウイルスよりもはるかに小さいので、通
常の浄水フィルター(中空糸膜・活性炭など)では除去できない有害物質の除去も可能になります。
★逆浸透膜浄水器の構成
逆浸透膜浄水器は必ずRO膜を含む、そして最低2段の前処理が必要です。後処理も1段や2段を加えると理想な逆浸透膜浄水器になります。
・A) 三段逆浸透膜浄水器ー 基本的なRO浄水器
stage1: 5μmのPP棉フィルター(PPF)=交換目安6ヶ月間
さび、泥、農薬など大きな不純物の除去。5μmの代わりに、1μmのPP綿フィルターを使ってもいいですが、2-3ヶ月で詰まってしまう可能性があり、頻繁に交換できる人にはお勧めですが、一般は5μのフィルターを使います。単身であまり制水しない方でも、長くても1年間は必ず交換。
stage2: 粒状活性炭フィルター(UDF) = 交換目安6ヶ月間
揮発性有機化合物、塩素など水に溶け込んだ有害物質の除去。アメリカではGACフィルターや压缩活性炭フィルター(CTO)をStage2として使われることが多い。単身であまり制水しない方でも、長くても1年間は必ず交換。
stage3: RO膜 = 交換目安2年間
0.0001ミクロンの逆浸透膜で、細菌、ウイルス、重金属など徹底的に除去して、純水になります。交換目安が2年ですが、前処理が2段しかないし、水道水が放射能に汚染さ
れた環境では、1年ー2年で交換かもしれません。TDSメーターでRO水のPPMを測ってみて、11PPM以上ならRO膜を交換してくだださい。
・B) 四段逆浸透膜浄水器ー RO膜の寿命が長くなる
stage1: 5μmのPP綿フィルター=交換目安6ヶ月間
さ
び、泥、農薬など大きな不純物の除去。5μmの代わりに、1μmのPP綿フィルターを使ってもいいですが、2-3ヶ月で詰まってしまう可能性があり、頻繁
に交換できる人にはお勧めですが、一般は5μのフィルターを使います。単身であまり制水しない方でも、長くても1年間は必ず交換。
stage2: 粒状活性炭フィルター = 交換目安6ヶ月間
揮発性有機化合物、塩素など水に溶け込んだ有害物質の除去。アメリカではGACフィルター、または压缩活性炭フィルター(CTO)をstage2として使われることが多い。単身であまり制水しない方でも、長くても1年間は必ず交換。
Stage3: 1μmのPP綿フィルター =交換目安8ヶ月ー1年
細かいさび、泥、農薬など不純物のさらなる除去。アメリカではKDFフィルターをstage3として使われることがあります。KDFフィルターは、PP綿より優れてRO膜の仕事の一部を分担し、RO膜の寿命を延ばす。家庭用浄水器に使われるKDFフィルターは主にKDF-55で、粒状活性炭が容積の70%程で残りは亜鉛、銅などです。KDF-55フィルターは、亜鉛と銅の酸化還元作用により水中の鉛、鉄、水銀、クロム、マグネシウム、ニッケル、塩素、硫化水素など有毒な重金属を取り除くと言われています。また、バクテリアの繁殖を抑える機能もあるようです。KDF-55フィルターの交換目安は1-2年。
stage4: RO膜 = 交換目安2年間-3年間
0.0001ミクロンの逆浸透膜で、細菌、ウイルス、重金属など徹底的に除去して、純水になります。交換目安が2年ですが、KDFフィルター使用の場合、RO膜交換は3年間にしても問題ないとされています。TDSメーターでRO水のPPMを測ってみて、11PPM以上ならRO膜を交換してくだださい。
・C) 五段逆浸透膜浄水器ー RO膜の寿命が長くなるし、0ppmになる
stage1 ~stage3 、RO膜、後処理stage5を加えることになります。Stage5はRO膜の後ろに取り付けます。味を調整するポストカーボンフィルターやDIフィルターをstage5として使われることが多い。DIフィルターはイオン交換樹脂で、RO水に残されたわずかなミネラルや放射能イオンを交換して完全除去してくれます。
・D) 六段逆浸透膜浄水器ー RO膜の寿命が長い、0ppmでなくなる
stage1 ~stage3 、RO膜、後処理stage5とstage6を加えることになります. DIフィルターをstage5として使われることが多い。DIフィルターはイオン交換樹脂で、RO水に残されたわずかなミネラルや放射能イオンを交換して完全除去してくれます。DIから出てくるDI水は0ppmになります。DI水は完全な純水で美味しくないと思う人がいます。そのため、DIの後ろに味を調整するポストカーボンフィルターを取り付ける人がいますが、フィルターの内容物を染み出すこと(少量ですが)がありますので、0ppmでなくなります。気にしない人はそれでいいですが、ポストカーボンフィルターにはAg+という殺菌成分の銀イオンを含まれることがあります。銀イオンを含む水は、少量でも毎日飲み続けると水銀中毒症になります。利権業者は銀イオンの中毒症を否定していますが、利権のための嘘にすぎない。アメリカではAg+含むフィルターは浄水器に使われるのが禁止しているようですが、日本では積極的に使われるため、要注意。中国製のフィルターにもAg+があまり使われないが、載銀と書かれた物はAg+が含まれている。
100%放射能除去と歌うセルドン社浄水器ほんとに凄いの?
答えはNOです。
セルドンジャパンのホームページ:http://www.seldontechnologies-japan.com/
まず、セルドン社の浄水器は逆浸透膜ではありません。カーボンナノメッシュという、よくある炭素を使った浄水器フィルターのもっと細かい活性炭浄水器です。
100%放射能除去できると歌っていたが、買ったユーザーがTDSメーターで測定してみたら90ppm、なんと水道水とあまり変わらない。http://okwave.jp/qa/q6855491.html
活性炭に銀でコーティングされるかどうか不明ですが、銀が使っわれてないことを祈ります。
メーカーがいくら100%除去とか、99%除去とか歌っても、常にTDSメーターの数値を信じてください。だって、メーターは嘘をつかない、人間は金儲けのためいくらでも嘘をつく。次の3点だけ覚えておけば華麗な広告に騙されない:
1. 逆浸透膜浄水器は世界で唯一の不純物(放射性物質を含む)99%除去できる
2. DI付逆浸透膜浄水器は世界で唯一の不純物(放射性物質を含む)100%除去できる
3.逆浸透膜以外の市販の浄水器は放射能除去まったくできません!すべてだめと言っていい
逆浸透膜浄水器の相場
逆浸透膜浄水器の価格の相場は簡易型熱帯魚タンク用であれば3万円程度ですがが、家庭用の浄水器として使用される場合は6万円ー30万円程度が相場です。これは本体価格の値段ですので、本体価格と設置全体の施工費なども必要になってきます。特に、アンダーシンク型は安いですが工事が必要なため、業者に頼むと工事費がかかります。人気の小型カウンタートップ型は自分で取り付けるのですが、本体が高い。
浄水器業界のプロが選ぶ逆浸透膜浄水器
★DIフィルター付逆浸透膜浄水器を選ぶ
DIフィルターとは、イオン交換樹脂フィルターのことです。RO逆浸透膜を通った水を、さらにイオン交換の力でプラスイオンの放射性物質を100%除去で
きることは実験で証明されています。DIフィルター無の逆浸透膜浄水器のRO水のTDS値は5ppm~20ppmですが、DIフィルタ-付逆浸透膜浄水器
で作ったRO水は0ppmになります。つまり、不純物質は100%除去されたということ。不純物質がすべて除去されたので、放射線物質ももちろん完全に除
去されたという。DI付の逆浸透幕浄水器は世界で唯一の100%不純物除去できる浄水器です。DIフィルター付逆浸透膜浄水器はとても高価で20万前後が
相場です。一般逆浸透膜浄水器を入手して自分でDIフィルターをつけるほうが安上がりです。DIフィルター単体を販売するネットショップ: http://goodlife.cart.fc2.com/ca129/418/p-r129-s/
★造水能力100GPD以上の逆浸透膜浄水器を選ぶ
400GPD、
300GPDの大容量タンク無し直飲式は2次汚染がないため理想な逆浸透膜浄水器ですが、高価で手が出せない場合は少なくとも100GPD、150GPD
を選ぶべき。100GPDとは、1日に100G(約380L)の純水が作れる。1分で264mlが作れる。市販の逆浸透膜浄水器は50GPDが多いです
が、1分で123mlしか作れないし、500mlを作るのに4分もかかります。造水能力50GPDや75GPDの逆浸透膜浄水器には貯水タンクがついてい
ますが、タンク内に細菌が増殖しやすいし、せっかく作ったきれいなRO水も二次汚染されてしまい、ばい菌だらけの水になってしまい食中毒を引き起こす可能
性があります。特に夏場では、タンク内はばい菌だらけでひどく汚れていて、そのタンクの水を飲むと下痢になる可能性もありうる。夏場はタンクの中を重曹、
酢など無害の洗剤で洗ってRO水できれいにすすぎ無菌状態に保つのがポイントです。または沸かして飲むのも食中毒のリスクを減らせる。洗いやすいタンクを
選びましょう。洗えないタンクもありますから、絶対に買わない。300G以上の大容量逆浸透膜浄水器の相場は20-30万円、それでも日本国内では入手困
難!輸入品なら半額で済み。400G逆浸透膜浄水器を10万円以下で販売するネットショップ:
http://goodlife.cart.fc2.com/ca102/416/p-r102-s/
★加圧ポンプ内蔵の逆浸透膜浄水器を選ぶ
逆
浸透膜浄水器は、0.0001μmの微小な孔をもつ膜を利用して、浸透圧以上の圧力をかけると濃度の高いほうから低いほうへ水分子が移動します。これを逆
浸透といいます。よって、水道水の圧力が低い場合、水分子は逆方向に移動しません。ポンプなしで低水圧でも使えると謳えるメーカーがありますが、例えば
coway社の製品、実際に使ってみてやはり純水がなかなか出ない、造水能力が大幅に落ちたり、作ったRO水のPPMが高くて純水ではないという。COWAY社の製品は高水圧のアメリカでは正常に動作しますが、日本では動作できないと思います。
それ
に、ポンプなしなら放射性物質の除去率も大幅に落ちる。日本の水道水は(特に東京や大阪など大都市、古いマンション、アパート)は0.2Mpa前後の低水圧が圧倒的に多い。0.2Mpaでは逆浸透膜浄水器が正常に稼動できません(RO水が出て来ない)。水圧3.5kg-5kgの地域では加圧ポンプなしの逆浸透膜浄水器がお勧めです。5kg以上の高水圧地域では減圧弁を取り付けた逆浸透膜浄水器がお勧め、RO膜を保護するためである。
★卓上カウンタートップ型逆浸透膜浄水器を選ぶ
賃貸、学生
寮、社宅の場合、工事不要のカウンタートップ型がお勧めです。カウンタートップは場所が取らなくて便利ですが、アンダーシンクより高い。輸入品なら7万円
-9万円前後、日本製なら15万円ー30万円前後が相場です。5万以下のポンプ内蔵カウンタートップ型逆浸透膜浄水器は通販で入手可能:
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★消耗品のフィルターを買える逆浸透膜浄水器を選ぶ
逆
浸透膜浄水器のstage1
-stage2のフィルターは6ヶ月ごとに交換しなければなりません。RO膜も1-2年で交換しなければなりません。いくら安いでも、消耗品のフィルター
を供給できない業者からは買わない。特に浄水器本体に依存しないフィルターを使われる浄水器がいい、市販のフィルターが使えるから安ががりです。
coway社や日本のメーカーは、機種ごとに違うフィルターを使わせたり、わざと市販の安い標準サイズのフィルターを使えないようにデザインする。目的はもちろん金儲け!消耗品の独占販売による莫大の利益、機種更新で消費者は買替する羽目になる(古い機種のフィルターが買えなくなるから)。そのため、Cowayを買った人は市販の安いフィルター
が使えなくて、大金を使ってCoway社のフィルターを使い続ける羽目になる。これもCoway社の狙い通り、本体だけではなくフィルターでユーザーを束
縛し利益を生み出し続けるため。新ユーザー獲得ため、本体値下げトリックも自由にこなせるし(フィルターを値上げすればいい)、損するのはいつもユーザー
側で、coway社は儲け続けるのだ。日本のメーカーも同じやり方で利益を独占している。アメリカ製や中国製、台湾製浄水器なら市販標準フィルターが使え
るから、日本国内でもすぐにお安く入手できます。
★メーカー知名度より使われる部品メーカーの知名度を重視
逆浸透膜浄水器のメーカーはほとんど組み立てのみ、部品やフィルターは作りません。部品やフィルターを買ってきて個人工場でも組み立てて製品化することができます。逆浸透膜浄水器の大手メーカーはブランドイメージを仕立てるため、CMやマーケティングに莫大な金を投げ込んでいます。そのため、OEMメーカーに作ってもらった同商品が、自社マークを付けると、原価2万円の物が30万で販売することになる。ほとんどの日本国内市販の「日本製」と謳う逆浸透膜浄水器はこの手のやり方で20万ー30万で売られる、中身は原価2万円の輸入品なのに。だから、ノーブランドの安い逆浸透膜浄水器を買いましょう。後でノーブランドのRO膜をはずして、ブランド品のRO膜に取替えれば、世界トップレベルの逆浸透膜浄水器に大変身!逆浸透膜の心臓はRO膜なので、メーカーがいぐら過大広告しても、20万円だ、30万円だと高い金額に設定しても、粗末なRO膜が使われる場合は粗末な物になり、ただでも要らないぐらい。
・DOW Filmtec社のRO膜は世界一のブランドで、世界シェアNO1、同じ50Gでも制水能力が他社製品よりずっと優れて、長期間抗菌力も優れる。他社RO膜は、1年も使えば猛スピードで劣化していき、雑菌だらけになり、作ったRO水は加熱しないと下痢になる可能性があります。DOW Filmtec社のRO膜は抗腐食・高弾力素材(芳香族ポリアミドAromatic polyamide)使用で、高水圧にも耐えられて劣化しにくい上、抗菌力が優れて、2-3年間使ってもきれいなRO水が作れる。お勧めですが、150Gより大容量のRO膜は作ってない。
・CSMのRO膜は韓国のブランドで、世界シェアトップ3入りです。DOW Filmtecには負けますが、2割程度安い。抗腐食・高弾力素材(芳香族ポリアミドAromatic polyamide)使用で、300G以上のRO膜も作っていますし、品質がよくて長持ちで、連続2年間使用が限界。2年以上使用はOKですが、作られたRO水は加熱してから飲用すれば問題なし。
・VontronのRO膜は中国NO1のブランド、中国と米国の合資会社の主力製品。抗腐食高弾力素材(芳香族ポリアミドAromatic polyamide)使用で劣化しにくい、安くて品質もいい、400G以上の大容量RO膜も作っています、品質がよくて長持ちで、連続2年間使用が限界。2年以上使用はOKですが、作られたRO水は加熱してから飲用すれば問題なし。
・日本の東レも芳香族ポリアミドAromatic polyamide使用のRO膜やフィルターを作っています。中国に東レの工場がありますが、中国やアメリカで売っている東レRO膜は日本国内製造も含まれています。RO膜やフィルターには棉や炭などいろいろな原材料を使われています、RO膜の原材料や、棉、炭の産地を個人として把握することはまったくできません。放射能除去国的で取り付ける逆浸透膜浄水器ですが、素材の出所を把握できない東レRO膜は個人的にお勧めしない。
・日東電工のRO膜も世界シェアトップ2ですが、主に工業用で家庭用RO膜は作っていない。で、世界シェアトップ5入りの2社が日本のメーカーなのに、日本では逆浸透膜浄水器が普及しない、可笑しいと思いませんか?はやり、意識の問題です。日本人は、「日本の水道水は世界一綺麗だ」と行政やテレビに洗脳され、浄水器は必要ないと思ってしまったようです。ほんとに世界一綺麗なの?
現実は、日本の水道水は有害物質まみれ.........
なるほど、井底の蛙的な思い込みでした。
*芳香族化合物ポリアミドとは?
1970年代に実用化された。膜の操作圧(膜の透過側と給水側との圧力差から、浸透圧を差し引いたもの)が低い、塩類の阻止率が高い、膜からの不純物の溶け出しが少ない、などの特長を持つ反面、次亜塩素酸(日本の水道水には必ず含まれる)などの薬品や不純物の付着に弱いため、これらを予め除去しておくための念入りな前処理stage1とstage2が欠かせない。いままで工業用の純水・超純水の製造には不可欠な素材であるが、最近では操作圧の低さによるエネルギーコストの低減を狙って、家庭用逆浸透膜浄水器にも使われるケースが増えてきている。芳香族化合物ポリアミドRO膜の特徴は低操作圧、高脱塩率、高弾力で、水圧3.5kg(約0.36 Mpa)以上の地域では加圧ポンプ無しでも十分に脱塩してくれる。
悪徳業者を見分けましょう
★適当にRO浄水器と名づけ
一般的にRO浄水器と言えば、逆浸透膜浄水器を指す。しかし、悪徳業者は一般人の逆浸透膜浄水器に詳しくないことを利用し、逆浸透膜浄水器以外のものをRO浄水器と名づけて誤魔化します。例えば、0.001μmのフィルターを搭載される加圧ポンプ無しの6段や7段浄水器をRO浄水器と偽って、原価1万以下なのに、十何万円で売っている。RO膜は必ず0.0001μm以下が最低条件で、0.001μmのフィルターはRO膜の10倍のサイズだし、製造工程も違うし、素材も違います。そのような悪徳業者のRO浄水器を買ってしまったら、TDS数値は130ppmぐらいで水道水と変わらないと思います。TDS数値が異常に高いよと悪徳業者業者に電話しても、「原水のPPMが高すぎ」、「水圧は足りない」、「使い方が下手」とか言い訳されるだけ。
★販売業者にRO水のppm数値を確認してから買う
粗
末な製品や製品にまったく知識のない業者はこれあれいい訳してなかなかppmの数値を教えてくれない。そういう製品は買わないようにしましょう。ppm数
値は水に溶け込んだ不純物質の数でTDSメーターで測定可能。数字が小さいほど純水に近い、0ppmの純水は理想です。高品質のRO膜を使う逆浸透膜浄水
器が作ったRO水は3ppm-7ppmで、品質の低いRO膜の逆浸透膜浄水器のRO水は20ppm近くになります。RO膜交換の基準は20ppmなので、新品の逆浸透膜浄水器が20ppm近くとは、使い物にならない。悪徳業者の慣用いい訳:原水のppmにもよりますので、RO水のppmを教
えることができかねます...実は、逆浸透膜浄水器は一般的に水道水につけるので、よぼと川の水とか、お風呂の水とか原水として使わない限り、原水という
のは水道水のこと。日本の水道水のppmは40ppm~200ppmです。原水が200pmでも40ppmでも、高品質のRO膜を使う浄水器ならあまり変
わらない、3ppm-7ppmになるはず。イオン交換樹脂DIフィルターを追加すると0ppmの完全な純水になります。粗末なRO膜お使いなら40ppmの原水でも出てくるRO水は20ppmになってしまう。
逆浸透膜浄水器 日本製VS輸入品
逆浸透膜浄水器を正しく使いましょう
それで、自分にぴったりなRO浄水器が決めた!そして浄水器が届いた。ちょっと待って!水道へ接続無し、コンセントに差し込んですぐに使えるタイプもありますが、ほとんどのRO浄水器は水道への取り付け、フィルターの装着、制水テストといった作業があります、1-2時間かかります。内部に水漏れがあるかどうか確認するため、取付が完了したら制水テストを必ず行ってください。フィルターの取付がうまくできなくて内部に水漏れが発生した場合、電気回路のショットを引き起こすことがあります、すぐに蛇口を閉めて各部分の接続をご確認ください。さて、制水テスト完了し、問題ない、いよいよ本格的に制水開始。
1. はじめての制水は、作られたRO純水を最低10分間流し続けてください。最初は黒い水が出てきます。これは新品の炭フィルターを洗った水なので黒いのが当たり前。理想は20分ー30分間流し続けてください。または途中で、TDSメータでRO純水を測定し,10 ppm 以下になったらOK.
2.TDSメーターお持ちでない場合、必ずご購入ください。定期的にRO水のTDS数値を測定し、RO膜やフィルターの汚れ状態を確認し、20ppm 以上ならRO膜を含むフィルター一式 を交換してください。
3. 使用頻度にもよりますが、最初の1週間に作られるRO純水は10-13ppmとなるのが多い。よく使われる場合、1ヵ月後は段々落ち着いてきて、 3ppm-7ppmになります。実は、電源を入れて1分間の間に出てきたRO水は20ppm以上が多いため、飲用よりもお皿や野菜洗いに使った方がいい。 我が家では、最初に出てくるRO水をTDSで測定し、20ppm以上なら流し続け、10ppm以下になるまで流し続ける。流しとは捨てるではなく、ペット ボトルなどに入れておくという意味、後で野菜洗いなどに使えます(塩素による栄養素の破壊を防ぐことができる)。10ppm以下のRO水は飲用水として綺 麗なペットボトルに入れる。
4.RO膜の交換目安は2年間ですが、TDS数値が10ppm未満なら3年でも交換は不要. stage1 と stage2のフィルターは長くでも1年間で交換してください。また、2年間以上のRO膜は、膜の両側に雑菌が増える可能性があり、RO水は加熱してから飲用したほうがいいでしょう。RO膜の後ろに取りけるポストカーボンフィルターやKDFフィルターは殺菌作用がありますが、限定的で完全殺菌できないのです。2年以上のRO膜なら加熱してから飲用したほうが無難。
5. 週に1回の頻度で使われる場合、作ったRO純水を綺麗なペットボトルに入れて保存してください。ペットボトルは前もってRO水で洗ってください。ペットボ トルのキャップをしっかり閉めて、ホコリ除けに綺麗なタオルなどで掛けてください。ペットボトルのキャップも毎回紫外線除菌が望ましいですが、なければア ルコールで頻繁に殺菌しRO水ですすぎください。保存した水は夏場以外1週間そのまま飲めます、加熱する必要なし。夏場はばい菌増殖しやすいため3日以内 に使い切ってください。3日以上の水は加熱してから飲む、そのまま飲まない方がいい。
6.RO膜の除去率ですが、(加圧ポンプ有タイプで)アメリカの水道水は200ppmが多い、除去率は98%前後。日本の水道水は40ppm-250ppmが多い。東京は190ppm以上、本器を通ったRO水が3ppmの場合、除去率は98.42%になり、Ro水が7ppmの場合、除去率は96.32%になります。中国の水道水は300-500ppmが多い、除去率は99.5%以上になります。加圧ポンプ無しの場合、除去率が下がります。東京みたいな0.2Mpa地域では加圧ポンプ無しでは動作できません。