震災がれき静岡に到着 岩手から、放射線計測し試験焼却へ
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E6E2E6E08DE3E6E2E0E0E2E3E09180EAE2E2E2
2012/2/15 1:37

東日本大震災で発生した岩手県山田町のがれきを静岡県島田市で試験焼却するため、がれき10トンを詰め込んだコンテナ5つが14日夜、JR貨物の静岡貨物駅(静岡市駿河区)に到着した。
 到着後、コンテナ1つにつき外側の左右2カ所で空間線量率(シーベルト毎時)を5回ずつ計測。到着前の空間線量率の3倍以内とされる受け入れ基準をクリアしているかどうかを確認する。
 がれきは島田市の一般廃棄物焼却施設「田代環境プラザ」に運ばれ、16日から17日にかけ焼却される。島田市は焼却灰などを市民に公開、搬出から焼却灰になるまで実施する放射性物質関連の検査結果も公表する。

 桜井勝郎市長は、安全性が確認されれば3月中に岩手県大槌、山田両町のがれき受け入れを正式表明する意向だ。
 震災がれきの受け入れを表明する自治体は相次いでいるが、実際に受け入れているのは東京都だけで、広域処理は進んでいない。
〔共同〕