「ん~~~っ…」
普段は絶対に起きない時間に目が覚める。
設定していたアラームよりも早く。
寝ている間に硬くなってしまったような背骨を伸ばすようにベッドの中で思い切り伸びた。
ふと、背中に人の気配を感じグルリと反転すると中々会えない彼の後ろ姿。
「…ジヨン…?」
「あ、起きた?ギターうるさかったかな?静かに弾いてたつもりなんだけど」
「いつ来たの?起こしてくれたらよかったのに」
ジヨンの質問には答えず、真っ先に自分の気持ちを伝えた。
「起こしてよかったの?気持ち良さそうに寝てたからさ」
「起こしてよ。ジヨンとの時間なら1秒でも多く一緒にいたい」
「……朝から俺の事誘ってんの?俺は朝からでもいけるけど?」
ジヨンが悪戯に笑う。
「やっ!ばか!何言ってんのよ!…んっ…」
私の唇に彼の唇が重なる。
「いやなの?俺はずっとこうしたかったのに…」
優しく頬に触れる彼の指に自分の指を絡める。
「…嫌なワケないじゃない。…もっと…して?」
「…っ…そんな可愛い事言うお前が悪いんだからなっ」
そう言うとジヨンはさっきよりも深いキスをしてきた。
おわり♡
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