ディスカウトストアの店員として暮らす田舎町の平凡な主婦
にとって、毎日の生活は退屈なものでした。
私生活では、子供を欲しいと願っているのに、それもなかなか
叶わず、職場といえば波長の合わない店員に囲まれた毎日。
心にぽっかり空洞を抱えた日常です。
そんな折、新しくレジ係として採用された青年が、職場に
加わりました。
ここから「不倫」に走り出すのは、まあアメリカ映画のお約束
みたいな運びですが、その辺の地味な描き方は好感できます。
登場人物のそれぞれの個性や、お話の展開が幾分デフォルメ
されている印象もあって、「コメディ」的な要素も含んでいる点が
主人公主婦の「退屈な日常」を分かりやすいものにしています。
特に、夫が仕事の相棒を相手にして、ビールとTVに明け暮れて、
妻に無関心な毎日である描写なぞは、主人公主婦に大いに
同情を寄せてしまうところです。
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「グッド・ガール」 2002年 監督:ミゲル・アルテタ
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ジェニファー・アニストン
主人公の主婦を、この頃、ブラッド・ピットの奥様だった
ジェニファー・アニストン。
不倫相手の新入店員にジェイク・ジレンホール。
夫役をジョン・C・ライリー、その相棒がティム・ブレイク・ネルソン。
主婦が勤めるディスカウントストアの店長には、
ジョン・キャロル・リンチが扮しています。
低予算かつ地味な題材ですが、この作品を高く評価し、
贔屓にしている人も少なくないようです。
アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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