310「グッド・ガール」→心の空洞 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

ディスカウトストアの店員として暮らす田舎町の平凡な主婦

にとって、毎日の生活は退屈なものでした。

私生活では、子供を欲しいと願っているのに、それもなかなか

叶わず、職場といえば波長の合わない店員に囲まれた毎日。

心にぽっかり空洞を抱えた日常です。

そんな折、新しくレジ係として採用された青年が、職場に

加わりました。

ここから「不倫」に走り出すのは、まあアメリカ映画のお約束

みたいな運びですが、その辺の地味な描き方は好感できます。

 

登場人物のそれぞれの個性や、お話の展開が幾分デフォルメ

されている印象もあって、「コメディ」的な要素も含んでいる点が

主人公主婦の「退屈な日常」を分かりやすいものにしています。

 

特に、夫が仕事の相棒を相手にして、ビールとTVに明け暮れて、

妻に無関心な毎日である描写なぞは、主人公主婦に大いに

同情を寄せてしまうところです。

 

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 「グッド・ガール」  2002年 監督:ミゲル・アルテタ
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ジェニファー・アニストン

 

主人公の主婦を、この頃、ブラッド・ピットの奥様だった

ジェニファー・アニストン

不倫相手の新入店員にジェイク・ジレンホール

夫役をジョン・C・ライリー、その相棒がティム・ブレイク・ネルソン

主婦が勤めるディスカウントストアの店長には、

ジョン・キャロル・リンチが扮しています。

 

低予算かつ地味な題材ですが、この作品を高く評価し、

贔屓にしている人も少なくないようです。

 

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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