合衆国大統領を人質にとって、自分たちの思いを実現させる。
なかなかに大胆な発想と行動力です。
~4年先の近未来を描いた政治サスペンス~
と紹介するのが適当かもしれません。
(製作は1977年、ドラマの舞台は1981年)
ただ、これだけでは「薄っぺらい」印象になり勝ちですが、
本作では、そこにアメリカ政府が隠し持つの「機密文書」を
絡ませて、それなりの「厚み」を持たせています。
そして、難航する犯人側との交渉/ホワイトハウスと軍が
下した決断/さらには犯人側がとった行動/・・・
これらが混然一体となってお話は進みます。
特徴的なのは「マルチスクリーン」とも言うのでしょうか、
画面が二分割・三分割・四分割・・・となって、
それぞれが同時進行の映し方になっていることで、これは
緊迫感を盛り上げるには、面白い方法だと思いました。
監督は、男性的な話の展開を得意とする
ロバート・アルドリッチが担当し、出演陣も予想通りに
男くさい面々が顔を揃えました。
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「合衆国最後の日」 1977年 監督:ロバート・アルドリッチ
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こうした男臭い面々が出演しています。
ただ、古い映画ですから、既に亡くなった方も少なくありません。
○バート・ランカスター/「地上より永遠に」1953年
○リチャード・ウィドマーク/「ニュールンベルグ裁判」1961年
○チャールズ・ダーニング/「狼たちの午後」1975年
○ジョゼフ・コットン/「第三の男」1949年
○ジェラルド・S・オローリン/「冷血」1967年
○ポール・ウィンフィールド/「ターミネーター」1982年
○バート・ヤング/「ロッキー」1976年
○メルヴィン・ダグラス/「父の肖像」1970年
アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。
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