261「合衆国最後の日」→人質は大統領 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

合衆国大統領を人質にとって、自分たちの思いを実現させる。

なかなかに大胆な発想と行動力です。


~4年先の近未来を描いた政治サスペンス~

と紹介するのが適当かもしれません。

(製作は1977年、ドラマの舞台は1981年)

ただ、これだけでは「薄っぺらい」印象になり勝ちですが、

本作では、そこにアメリカ政府が隠し持つの「機密文書」を

絡ませて、それなりの「厚み」を持たせています。


そして、難航する犯人側との交渉/ホワイトハウスと軍が

下した決断/さらには犯人側がとった行動/・・・

これらが混然一体となってお話は進みます。


特徴的なのは「マルチスクリーン」とも言うのでしょうか、

画面が二分割・三分割・四分割・・・となって、

それぞれが同時進行の映し方になっていることで、これは

緊迫感を盛り上げるには、面白い方法だと思いました。


監督は、男性的な話の展開を得意とする

ロバート・アルドリッチが担当し、出演陣も予想通りに

男くさい面々が顔を揃えました。



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 「合衆国最後の日」  1977年 監督:ロバート・アルドリッチ
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合衆国最後の日51



こうした男臭い面々が出演しています。

ただ、古い映画ですから、既に亡くなった方も少なくありません。


○バート・ランカスター/「地上より永遠に」1953年

○リチャード・ウィドマーク/「ニュールンベルグ裁判」1961年

○チャールズ・ダーニング/「狼たちの午後」1975年

○ジョゼフ・コットン/「第三の男」1949年

○ジェラルド・S・オローリン/「冷血」1967年

○ポール・ウィンフィールド/「ターミネーター」1982年

○バート・ヤング/「ロッキー」1976年

○メルヴィン・ダグラス/「父の肖像」1970年

○リチャード・ジャッケル/「特攻大作戦」1967年
   

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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