?ボードやスパイク?ピット(共に鋭利なものを取り付けた板,落とし穴),ワイヤーを使った引っ掛け式の手榴弾などは有名。ベトナム上陸直後のアメリカ軍死者の6割強が,なんらかのトラップによるものというから,そのシンプルな威力は想像を絶する。  本作でも多くのブービートラップが登場し,ルーキーである主人公(プレイヤー)は,ことあるごとに「ちょっとオマエこっちこっち」と呼ばれ,危険なトラップの解除を強制させられる。  このトラップ解除,通常のゲーム(ってなんだ?)なら"アクションボタン"という,なぜか万能なボタンを長押ししていれば,プログレスバーが出てめでたく解除,という流れになるのが常道。だが本作では,トラップの解除を始めた瞬間,画面下部に→(矢印)で表された"解除方法"が表示され,パッド左側の十字キーで「上右,右上右右,あっ! いやっうそごめんっ!」と,コマンド入力をしてやる必要があるのだ。  もちろん失敗すれば爆風などを受けるし,そもそもトラップ解除がオブジェクティブに組み込まれているため,キチンとこなさないとミッションが先へ進まない。これはなかなかに緊張感があるではないか。そういえば「Thief:Deadly Shadows」でも,鍵穴にロックピックをカチャカチャと差し込んでこねくり回すという演出があったが,このアクションはぜひほかのタイトルでも採用してほしい感じ。だって,シングルプレイのオブジェクティブって,なんかほとんど簡単過ぎるんだもの,rmt。  さて,そんなこんなで無理矢理端的に褒めてみたが,ゲーム全体を見渡すとちょっとオーソドックス過ぎるかな? という印象。シューティングフェーズは,ひたすら敵の悚蚴挨い胜楗佶去偿螭虻工工坤堡坤罚鹰弗濂ⅴ朕zみで爽快感も薄め。死体の腕がことごとくもげていたり血が大量に出たり,薬や女性の裸の写真が出たりと,ゴア表現とエログロで戦争の悲惨さを垣間見せることに注力し過ぎたみたいだ。いや,でもこれだけベトコンを躊躇なく倒しまくれるゲームは稀か? ゲームでこれほど多くのベトナム兵士を倒したのは始めてかも。  ゲーム中の音楽は,「バトルフィールド ベトナム」などと同じく,’60年代のノリノリなミュージックが使用されている。ベトナム戦争ファンとしては「べーべーべー べべーべー」(注:「Surfin' Bird」です)なんかを聞きつつプレイしたい感じだが,本作でも,rmt,ベースキャンプやミッション間にいくつか小気味良いBGMが収録されているので,ベトナム戦争初心者(
関連トピック記事: