x1相当の接続でも優れたパフォーマンスを実現できるようにする」と,同技術について説明する。PCIe信号を複数に分けて一斉送信するので,ケーブル側に存在する,PCIe x1の仕様を超えた帯域幅を実現できる,ドラクエ10 RMT,というわけだ(※実効性能が額面どおり出るかどうかまでは,この時点ではなんともいえないが),DQ10 RMT。  そして,こういった方式を採るため,HSDLインタフェースの先に接続されるSSDは,HSDLに対応した新設計のものになる。実際,第1弾製品は,SandForce製の「SF-1200」コントローラを2基搭載し,RAID 0を構成した3.5インチモデルになるという。  OCZは,このHSDL技術を,主要マザーボードベンダーやエンタープライズベンダーに提供する意向を示している。独自のSSD高速転送技術を確立することにより,SSDベンダーが乱立する現在の市場から一歩抜け出し,かつて持っていた市場におけるリーダーシップを奪還したい考えだ。 PCIe x4接続の拡張カード型SSDやUSB 3.0対応の外付けSSDも 廉価版Z Driveという位置づけのRevo Drive。SandForce SF-1200を2基搭載し,カード上でRAID 0を構築する SF-1200チップ。OCZは,SandForce社の出資者でもある。ちなみに写真で左上に見えるのが拡張用コネクタ OCZはこのほか,PCIe x4接続のSSD「Revo Drive」,USB 3.0対応の外付けSSD「Enyo」などの新製品も公開している。  「Revo Drive」は,SF-1200×2を搭載し,カード上でRAID 0を構成するSSDだ。読み出し540MB/s,書き込み530MB/sで,4Kランダム書き込み時のIOPSは75000を発揮するという。  カード中央部分にはコネクタが見えるが,これは増設用。将来的に容量を増やしたり,SF-1200×2を搭載した拡張カードを追加することで4クラスタによるRAID 0を実現したりといったことが可能になるようだ。  OCZはRevo Driveを,の廉価版と位置づけており,容量120GBモデルでは500ドルを下回る価格帯を実現すると息巻く。なお,市場投入は早ければ7月中になる見込みである。 Enyo Vertex 2とOnyxの1.8インチモデル 一方のEnyoは,SSDコントローラにINDILINX製コントローラを採用し,USB
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