エコナにみる自然界に存在しない油の害 | 子どものアトピー・アレルギー体質改善法 ~免疫力を上げる方法~

子どものアトピー・アレルギー体質改善法 ~免疫力を上げる方法~

アトピっこのママがアレルギー(アトピー)情報、これまでのアレルギー対策、うわさのアレルギー商品レビューも。免疫力をあげるための日々の取り組み、食事を掲載。アレルギーとのつきあい方、アトピー肌改善・アトピー対策。ストレス。成人アトピーの参考にも。

アレルギーなどを通してご存じのとおり、市販の油はブログでもたびたび油の害について書いてきましたが、健康油のエコナについて、とても話題になりました。


花王が「エコナ」全製品を販売自粛 発がん物質の恐れ


商品に「グリシドール脂肪酸エステル」が多く含まれ、発がん性のある「グリシドール」という物質に分解される可能性があるため。同社では、「安全性に問題はない」としているが、グリシドールに分解されるメカニズムや可能性がよく分かっておらず、欧州を中心にグリシドール脂肪酸エステルの安全性を懸念する声が高まっていることから、販売を見合わせることにした。

 グリシドール脂肪酸エステルが多く含まれる理由については、「製造する際の脱臭工程が原因」としており、11月中には一般的な商品と同程度の量に抑える技術を確立し、来年2月をめどに販売を再開したい考え。



グリシドール脂肪酸エステルとは何か? より 抜粋

食品中の脂肪はグリセリンの脂肪酸エステルである。グリセリン分子に脂肪酸が3つついている。グリシドールの場合脂肪酸と結合する場所は一つしかない。グリシドール脂肪酸エステルは脂肪と構造的に関連する化合物である。


どのようにして生じるのか?

植物油脂の精製により生じる。


どの食品に含まれるのか?

グリシドール脂肪酸エステルは基本的には精製植物油脂を含む全ての食品に含まれる可能性がある。これまで最も高濃度が検出されているのはパーム油である。


健康リスクは?

グリシドールは発がん物質と分類されているため有害影響のない濃度が設定されていない。

人工乳を与えている母親はどうすればよいのか?

これまで乳児用ミルクには長い間精製植物油が使用されており、グリシドール脂肪酸エステルが入っていたとしても新しい事態ではない。これまでのBfR が検査結果では乳児用ミルクにグリシドール脂肪酸エステルは検出されていない。 BfR は乳児には必要な栄養を摂らせるよう薦める。



11月中に、販売再開・・・というのはあまりいただけません。健康油エコナについては、すでに同志社大学名誉教授・西岡一博士の2005年11月7日の消費者リポート でジアシルグリセロールとういう成分について健康被害が指摘されています。


くわしくはこちら

http://www2.incl.ne.jp/~horikosi/No230.htm


その4年後の今月にやっと販売停止。 もともと自然に存在しない油、いくら改良したところで、その危険性が回避できるとはとても思えません。トランス脂肪酸を含む油 も、体に脂肪がつきにくい油も不自然な油は、とらないにこしたことはありません。脂肪がつきにくくても、体に害があるなら意味がありません