市況(海外市況)
海外市況
貴金属
金 6月限 905.6高値 880.5安値 899.9 ( + 19.9 ドル高)
NY金は大幅続伸。終値の前日比は、金の期近2限月が19.9~20.0ドル高、その他限月は19.3~20.3ドル高。6月限は、堅調地合いとなったあと、ユーロに対するドル安加速や原油の史上最高値更新をはやし、ファンド筋のテクニカル買いを集めて3週間ぶりの高値に急伸した。
38.2%(2981円)を上抜き61.8%の3042円を目指す展開か、基調は強いと見るべき状況にあると思われる。
米商務省発表の4月の住宅着工件数は前月比8.2%増加の103万2000件で、事前予想の94万件を上回った。住宅着工許可件数は4.9%増加の97万8000件で、予想の92万件を上回った。5月の米消費者信頼感指数速報値は59.5で、予想の62.0を下回った。
引け後に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した5月13日現在の建玉明細によると、大口投機家の金の先物建玉は15万2938枚の買い越しで、前週の15万 5967枚の買い越しから縮小した。
ドル建て金も61.8%を目出す展開となっているように思われる。
白金
プラチナ 7月限 2160.0高値 2070.1安値 2132.0 (+ 55.1㌣高)
プラチナの期近2限月が54.2~55.1ドル高、パラジウムは軒並み12.70ドル高。プラチナ7月限は、対ユーロのドル安や原油の史上最高値更新をはやし、3月6日以来の高値に急伸した。ただ、金は上値を伸ばしたが、プラチナは利食いで上げ幅縮小。
石油
原油
7月限 127.42高値 123.74安値 126.04 ( + 2.19ドル高)
NY原油は急騰。終値の前営業日比は、期近2限月が2.17~2.19ドル高、その他の限月は2.23~5.04ドル高。ICEブレント原油は、期近2限月が2.33~2.36ドル高、その他の限月は2.24~5.82ドル高。
石油製品相場の高騰やドル下落などを好感し、期近6月限は序盤早々に史上最高値を更新したものの、その後は週末を控えた調整場面へと転じた。
ヒーティングオイル 2008/ 6 月限 370.28 + 8.04
2008/ 7 月限 370.93 + 7.99
改質ガソリン 2008/ 6 月限 322.35 + 5.77
2008/ 7 月限 321.27 + 5.49
石油製品は、ヒーティングオイル期近が大幅続伸、改質ガソリンは急反発。ヒーティングオイル期近は、世界的なディーゼル油の供給ひっ迫が続くなか、四川大地震の影響から中国の発電所向けディーゼル油の輸入増加観測なども広がった。ただし、13日に付けた史上最高値を更新するまでには至らなかった。改質ガソリン期近は、夏のドライブシーズン中の供給不安などから、史上最高値を更新した。
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