こんにちは!
レースの世界ではこの上ない実績を持つ
レジェンド広坂正美。ドリフトは4WDドリの
黎明期に嗜んだ程度…
最近ドリフトの奥深さと難しさ、
上手くキマった時の気持ちよさ
に目覚め、ガチで突き詰め始めたようです。
毎週のようにサーキットに通って楽しんでいるようですが、
レースのノウハウが全く通用しないと悪戦苦闘。
そこで!
TEAM TOPLINE に所属するD-TEN
こと厚田氏にご協力頂き、Masamiがドリフト車で
使用するSurpass 160A ESCの集中テスト&セットアップを
行いました。
今回はESCをドリフトに合わせたセッティングとするにあたって
重要となるポイントを
ALL Japan E-Drift Championship TOP8の
D-TEN氏に教えていただきました!
広坂
RCドリフトにおいてのESCのセッティングポイントを教えてください
D-TEN
とにかく低速域でのトラクション確保が大事です。
例えばモーターのスピードを速くしても、タイヤが空転するだけで
前進しにくくなります。
『如何に低速域でタイヤをグリップさせるかが最重要です』
広坂
具体的にはどこを設定しましょう?
D-TEN
例えば、今回のSURPASS 160A ESCで言うと、Throttle Feelの
数値を下げて低速域でスムーズにタイヤを回転させる一方で、
Throttle Punchで加速しやすくし相反する要素を両立させ、
適度にバランスをとっていくような作業となります。
減速時のフィーリングも重要です。減速し過ぎるとトラクションが
抜けてスピンしやすくなったり、ムダな荷重移動が発生して
スムーズに走れなくなります。かといって減速があまいと
オーバーランしたりフロント荷重が足りずに曲がらなくなります。
ESCの設定でそこをうまくコントロールし、ドリフトしやすい
設定を組立てていきます。
広坂
D-TENさんも使用してますもんね!ありがとうございます(笑)
指示が具体的で助かります!
ぶっちゃけSURPASS ESCの感触はどんな感じですか?
D-TEN
1番の印象は、とにかくスムーズな走行フィーリングですね。
ドリフトに最重要となる繊細な動作に完璧に反応してくれるので
非常に扱いやすくリニアなESCだと思います。
ブーストオートモードが装備されているのも良いですね。
オートモードにしておけば数値を入力するだけで、回転数などの
起動条件を指定してやる必要がなく、悩む必要がありません。
広坂
ブーストとターボの設定時のポイントはありますか?
D-TEN
まずはターボの数値から設定して最大スピードを決めます。
次にブーストの数値を細かく変えていき、中間速度域を
決めていきます。セッティングのキモのになるこの設定が
ブーストオートにしておくだけでバチっと決まる
のでサイコーですね!
D-TEN氏と詰めた今回のセッティングシートをアップしてあります。
下記URLからダウンロードできますよ!
https://www.gforce-hobby.jp/setupsheet_pdf/surpass160-DTEN-20240316.pdf
この上ない豪華な2人が煮詰めたセッティングですよ!
これを試さない手はありませんね!