今日は実力をつけるトレードトレーニングの方法についてお話します。
相場の流れが読めるようになれば、相場で利益を上げられるようになります。
これは当たり前のことですが、問題は、相場の流れが読めるようになるかどうかです。
相場の流れは基本的には、多数派のトレーダーがどうトレードするかに依存しています。
言い換えると、多数のトレーダーの平均的な行動パターンが読めれば、相場の流れが読めることになります。
多数のトレーダーの平均的な行動パターンは、実は、一人のトレーダーの行動パターンよりも読み易いのです。
一人の人間の行動は、気まぐれで何をするか分からないので、予想が当たりにくいのですが
多数のトレーダーの平均的な行動では、少数の奇行は相殺されて無くなり、一般的な行動が現れるから、予想がしやすいのです。
だから、FX相場も、本来は読み易いはずなのです。
しかし、現実は、あなたもご存知のように、なかなか読みが当たらないのではないでしょうか。
その理由は、単純に、相場の運動法則を知らないからです。
これを知るためのトレーニング方法をお教えしましょう。
単純と言えば単純だが、複雑と言えば複雑なトレーニング方法です。
1.先ず、5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足までのチャートに、水平線、上値抵抗線、下値支持線、移動平均線、ボリンジャーバンド、フィボナッチ、ピボット(週足、日足)を入れて、相場の動きを観察します。
2.次に、5つのトレード戦略に基づいて、相場を分析し、値動きを予想します。
トレンドフォロー、トレンド逆張り、トレンドブレーク、レンジ、レンジブレークのどれに当てはまるかを分析し、具体的にどこでエントリーし、どこでエクシットするかを決定します。
3.デモトレードで、そのエントリーとエクシットの位置に、売買注文を出します。
VisualTradeClickerを用いれば、ラインをクリック移動して、簡単に指値や逆指値注文を出せます。
4.ずうと相場を見続けられればよいのですが、普通はそうはいかないでしょうから、
後で、結果を見て、あなたの予測と実際の相場の動きの一致、不一致を分析します。
この時に出来れば、トレード日記に記録することが望ましいです。
何事もノートに記録することで、経験したことが頭に整理されていきますから。
このようなトレーニングを続けると、相場の動きが徐々に分かるようになってきます。
大切なのは、漫然と値動きを予想するのではなくて、トレード戦略別に値動きを予想することです。
チャートの形からトレード戦略が決まる訳ですが、それに基づいて値動きを予想することで、考え方の基準が明確になります。
お勤めの方であれば、朝一番に起きて、30分程度の間に、1時間足や4時間足チャートからトレード戦略を決めて、注文を出して出社する、という方法もあるでしょう。
このようなトレーニングによって、チャートの形に基づいたトレードの知識・経験が蓄積されていき、トレード技術が上達していきます。