今日は食感☆蕗を一束使い切り!蕗の含め煮と葉っぱのふりかけ。 | ようこそ!居酒屋『雑食館』へ☆

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当店店主のtakaです。今日もヨロシクお願いいたします^^


外は雪です>< 

もう降ることはなかろうと思っていたのですが、寒いっ!

しかし、野菜売り場には春野菜がアレコレと並ぶようになりましたよね。
今日はそんな春野菜の中でも、ボクが地味に好きな「蕗(ふき)」を使ってシンプルな料理を二品仕上げたいと思います。


まずはコチラ。



『蕗の含め煮』。


軟らかくなりすぎず、シャキッとした歯ごたえに仕上げましょう。



【材料・1束使用分でだいたい3~5人前ほど】


・蕗の茎の部分……1束分

・出汁……500ml

・水……500ml

・酒……100ml

・薄口醤油……60ml(大4)

・(好みで)塩……ほんのひとつまみ。



① 蕗は葉と茎の部分とをまず切り離します。


そして、茎のちょうど真ん中あたりで「細い部分」と「太い部分」に分ける。

次にそれぞれを分量外の塩で板ずりしましょう。


しばらく放置すると、茎の表面に灰汁と共に水分が滲んできます。
これを流水で洗い流して、次に進みます。



② 長い茎がすっぽりと入る直径の鍋を選んでたっぷりの湯を沸かしましょう。湯が沸くまでの間に、隣に冷水を張った容器(ボウルなど)を準備しておきます。

湯が沸いたら、茎の太い方から茹でます。


太い方を全て湯に浸してからだいたい1分後くらいに細い方も湯に浸して茹でます。

太い部分を箸で1本持ち上げてみて、ややしなるようになればOK。火を止めて、急いで蕗を隣に置いた冷水の中に移して、熱の入る進行を止めましょう。



さて、ここで別の作業を。

もう一つの料理に使う葉っぱの部分を茹でます。



これも、湯に浸してしんなりしたら冷水にとって冷まします。

あとは「お浸し」と同じ。水から取り出して水分を絞っておきましょう。



③ さて、②で茹でた茎の部分の皮を剥きます。



面白いようにツーッと剥けるw

大量にあって一人でやるのに面倒くさい場合は、子供に手伝わせると面白がってやってくれるかもねww

全部の皮を剥くと、真っ青な蕗の水煮の完成です。



この状態で保存すると、煮しめなどの具材や、炒め物などにも使えますよ^^



④ なるべく蕗がすっぽりと収まるサイズの鍋を用意し、水、出汁、酒、薄口醤油を合わせて火にかけましょう。

沸騰したら、③を入れます。


再沸騰したら、火加減を弱火にして、3分間ほど煮ましょう。
もし、この時点で塩が足らないと思われた方は、好みで塩をほんのちょっと足してみてください。


時間が来たら火を止めて、キッチンパーパーなどで紙蓋を。


粗熱が取れるまでこの状態で放置します。


冷めたら取り出して適当な長さに切り分けましょう。
器に盛り付けて出汁を張って完成です!



噛みしめると、ジュワーッと蕗の風味と出汁の味とが広がる含め煮。好きなんですよ~


お酒のおつまみにも喜ばれますけど、出汁を切ってお弁当に入れても良いですね。



さて、もう一品。
今度は葉っぱの部分を使って。


そのままいただいても美味しい。


『蕗の葉のふりかけ』。



【材料】

・蕗の葉の部分……1把

・人参のみじん切り……少々

・醤油……適量

・削り節……適量


① 「含め煮」の工程の途中で茹でた葉っぱの部分。をみじん切りにします。
蕗の葉は団扇型にけっこう広々としているので、この時、縦横無尽に包丁を動かし下さい。でないと、ただシュレッドした状態になってしまって炒めづらいのです。


② 炒め用の鍋にサラダ油(分量外)を少し垂らして点火。まずは、みじん切りにした人参から炒めます。


人参に粗方火が通ったら、①を。



そこに少しずつ醤油を差しながら炒り付けます。



味が決まったら、仕上げに削り節を混ぜ込む。これは、好みで入れなくてもいいと思います。



器に盛り付けて、トッピングに炒り胡麻を。完成です!



ふりかけですから、ご飯と一緒にどうぞ^^


この手の御馳走を富山では「よごし」なんて呼びます。

蕗が手に入ったら、葉っぱも捨てずにお使いください。
とにかく香りが素晴らしいです。


昔ながらの里の味で春を満喫しましょう。。。。






ところで、昨日であの震災から丸一年が経過しました。

ブログをやっていて良かったことは、あの日そしてその直後に、自分が何を想い、そしてどんな行動をしていたのかを、容易に振り返ることが出来るということですね。


被災地から遠く離れた場所に住む我々でも、揺れを感じ、そしてその後は様々な混乱の渦に多少なりとも巻き込まれたことをつい昨日のことのように思い出すことが出来ます。


これは、ありがたいことですね。


これからもあの日のことを忘れないように。


そして、今なお困難の中に居るすべての人々のことを忘れないように。


けして無関心にはならないように。


ボクはあの日とそれ以降のブログを読み返すことでしょう。


饅頭茶漬けとか喰っててふざけててもね……


心の底には難破船のように、あの日の出来事が沈んでいます。。。



では、今日はこの辺で、また次回おあいしましょう。


ごきげんよう。ばいばーい



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