今年は北北西に進路を取れ!
かの名匠・アルフレッド・ヒッチコックも草葉の陰で恵方巻きをかぶりつく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
当店店主のtakaでございます。
はい、そして、今日2月3日は全国的に『節分』でございます。
家の中で派手に豆をばら撒いて、そして年の数だけ正露丸を食べる日です。 ←嘘です
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
しかし、最近では、「豆は食べないけど、恵方巻きは食べる!」というご家庭も多いのではないでしょうか?
なんだか妙にいまや全国的に浸透してしまった感のある本来は関西ローカルな風習であったはずの恵方巻き。。。
ボクは、この恵方巻きが、
大っ嫌いです!!
その理由は後ほどという事で、まずは今日のお料理へとまいりましょう。
本日の一品はコチラのお料理。。。
『鰯のシソ巻き天ぷら』!!
鰯の頭も信心から。。。
な~んてことを昔から申しますが、その頭を気前よくカットしまして(笑)、大葉で巻いて天ぷらにしましちゃいました~♪
では、そのレシピを。
きょうは途中経過の画像はありません。あしからず。。。
【材料・6人前分】
・唐揚げ用の小さな鰯(大葉で巻けるほどなるべく小さい物)……18本
・大葉(やや大きめの物が扱いやすい)……18枚
・生姜……適量
① 鰯は冷水の中で表面を優しく洗ってウロコをとります。そして、水分を拭きとり、手ビレから頭にかけてを切り落とします。
その際同時にハラワタも一緒に取り除いてしまいましょう。
② 生姜は細い拍子木切りに。
まな板の上に大葉をおいて、鰯、切った生姜をこの上に乗せ、くるりと包みます。
この時、大葉の枝(竺)で葉を突き破るようにして巻き込めばば、安定します。
③ この表面に薄力粉を薄くまぶしてから、天ぷら粉の中へ。
約180℃の油で揚げます。
完成!
お塩、もしくは、酢醤油またはレモンと醤油を同割で合わせたレモン醤油がよく合います。ぜひお試しください^^
さて、
恵方巻きです。。。
先にも触れました通り、いまや全国的に食べられておりますこの恵方巻き。
いまから20年ほどまえでしょうか……いや、もっとかな?
確か全国展開をする某テイクアウト専門の寿司チェーンの販促CMが流れたことで関西ローカルで密かに行われていたこの奇習がそれ以外の地域に住む人々にも広く知られるところとなったのですが、これにちょうど時を同じくして店舗数を拡大していた各コンビニエンスストアが乗っかりまして、さらなる節分の恒例行事としてランクアップしたように思われまする。。。
ですが、ボクは、それよりはるか以前から、いまから30年以上も前に、富山に住みながらこの恵方巻き。2月3日になると食べておりました。
て言うかぁ~、
無理矢理食べさせられておりました(T_T)
と言いますのも、ウチの母方の家系はですね。元をたどれば大阪出身だからなのです。。。
ウチの母親自体は富山生まれの富山育ちなんですが、その母親、すなわちボクの母方の祖母はと言いますと、前にもチラッとココに書いたことがあるのですが、船場で生まれ育った元・薬種問屋のとうはん。
なもんで、母もその関西風の習わしを受け継ぎまして、ボクら兄弟には節分になると有無も言わさず手作りの恵方巻きを一人一本! 与えたのでした。
現在、コンビニで売られております恵方巻きは、片手にすっぽりと収まるような、とってもハンディーあ~んどお腹にやさしい食べきりサイズなタイプ物が主流ですよねぇ???
ですが、この恵方巻き、本来は、太巻きを喰らう物なのであります。。。。
まあ・・・・・・ つらかったっていう思いでしかありませんね。
毎年、その年の方角に向かって兄弟3人横一列にならんでまずは正座。
母から与えられた太巻きを、無言で、ゆっくりと、咀嚼するのであります。
「喋るな! 笑うな! 味わうな!」が、我が家の基本3原則。
そのほかにも、「咽るな!」、「零すな!」なんてこともいわれましたっけ。。。
もうホントに嫌でした。
まずボリュームがありすぎるのはもちろんでしたが、それで美味ければまだしもねぇ、、、
母の作った太巻きっていうのが、コレがホントに、
まっずいのですちゃ!!
特に干瓢! なんでこんなにクドイのかねってくらいにクドイ!
そしてべちゃべちゃ。。。
酢飯にしても酸っぱいだけだし、つらかったなぁ。。。
でね。何が一番腹立ったって、ウチの母親の方角の決め方!
コレが、オメエしばいたろか! と思うくらいにとてもいい加減。
たとえばその年の方角が南南東だとすると、
「えっと、向こうに向かって行くと海で北だから、その反対が南で・・・・・・え―――――っと、だいたいこんなモンか???」
と極めてテケトーwww
オイオイ……こだわるんならさぁ・・・毎年の事なんだから方位磁石ぐらい用意しとけよ。。。って、いつも思ってました。
そんでもって、恵方巻きを喰らうのは子供達だけでして、母にとっては姑にあたる父方の祖母&亭主である父は普通の晩飯でしたね。
よその風習を押しつけられることを、きっと二人とも嫌がるからだと思いますが。。。
で、ボクら子供たちは、恵方巻きは晩御飯の前に食べさせられていて、んでもって腹いっぱいなのにも関わらず、「父親が怒るから」という理由で、そのあと通常の晩御飯も食べなきゃならなかったっていうこのツラさ!!!
ホントにもぉ、キツカッタっす(泣)!!
これだけのことをやって、我が家に福がやって来たかと言うと。。。。
オーマイガッ!!
ですよ・・・・・・www
この続きは、また折を見て書きたいと思います^^;
ということで今日はここまで。
ではまた次回おあいいたしましょう。
ごきげんよう、ばいばーい
まあ…… 不幸にはなっても、幸せにはならなかったって言うね。。。そんなもんすよ。。。
ははは…… orz