今日は食感☆「じゅんさい」って知ってますか? c/w リアルミニ落語「ケダワシ」 | ようこそ!居酒屋『雑食館』へ☆

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どうぞ末永く御贔屓のほどを。不定休(笑)

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さっそくですけど皆さんは「じゅんさい」という食べ物を御存知でしょうか?



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こういう水を詰めたパックに入れられた状態で売られているのですが、日本の沼や池といった淡水で自生している水草の一種です。


スーパーでも売られていますが、一般の方がこれを手に取ることって、あまりないのではないでしょうか?




それが証拠に、画像にある通り、先日は特売で1パック150円になっていました(笑)


中身はと言いますと、こんな感じ。


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寒天質の粘液に覆われていて、ぬるっとしています。


使う場合は、熱湯でさっと茹でてから使うのですが、主な使い方としては、お吸い物の椀ダネが多いでしょうか?


あとは味噌汁、煮物などにも使いますね。



で、今回特売だったので、1kgほどまとめ買いしてきまして、ウチの店のお通しとして酢の物に仕立てたのが今日紹介するコチラダウン



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『じゅんさいの土佐酢ジュレ添え』 です。


撮影用に、ちょっと恰好つけて日本酒のグラスに盛り付けてみました^^


涼しげで、なかなかでしょ? 一応プロですから(笑) 

昨日、巨乳の話を書いていたヤツと同じ人物がコレ、作ってますwww



では、今日もレシピをどうぞ・・・


【材料・小鉢で6人前分】


・じゅんさい……正味量200g


(じゅんさいの下味)

・醤油……大1

・酢……大1

・砂糖……小1


(土佐酢ジュレ)

・粉ゼラチン……5g

・出汁……125ml

・水……125ml

・酢……50ml

・砂糖……大1.5

・薄口醤油……大1.5



① じゅんさいは、封を切ってザルにあけ、さっと水洗いをします。


次に手頃な鍋に湯を沸騰させて、これをサッと湯がきます。

コリコリした歯ごたえを楽しむものなので、茹で過ぎは厳禁!

湯の中にじゅんさいを入れたら、鍋の内側が沸々としてくるぐらいで、シンクに置いたザルの中にあけましょう。

本当にサッとでいいです。


蛇口の水を傍らで出しながら、湯切りをし、その後、水に当てて冷まします。

粗熱がとれたら、十分に水は切っておいてください。


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水が切れたら、下味の調味料を加えて、和えておきます。


ラップを張って、一旦、冷蔵庫にしまっておきましょう。








② 続いて、土佐酢のジュレを作ります。


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まず、分量の水に粉ゼラチンを加えて、予めふやかしておきます。









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手頃な鍋に酢、砂糖、出汁を合わせ、ひと煮立ちさせ火を止めましょう。


少しそのまま置いておき、温度が下がったら、ふやかしておいた粉ゼラチンを鍋に流し込み、混ぜ合わせます。


よく馴染んだのを確認したら、バットなど型に流し込み、粗熱が取れるのを待ちましょう。


粗熱がとれて冷たくなったら、これを冷蔵庫へ移し、冷やし固めます。


固まった状態の物がコチラ↓


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フォークなどでほぐして、クラッシュアイスに見立てます。









③ ①を器にいれてから、その上に②で出来たジュレを乗せます。

今回は、トッピングにオクラを茹でて輪切りにしたものを乗せました。


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完成です!








始めに書いたように、じゅんさいに関しては、高級食材というイメージがあるせいか、使ったことのない方が多いと思いますけれど、それほど扱いの難しい食材でも、めちゃくちゃ高価な食材でもないので、もっと大いに食べて頂きたいものですね。


なめこを使うのと同じような感覚で、日本古来の食材であるじゅんさいにも気軽にトライして欲しいと思います。


もちろん今回のような感じでなくとも、普通に三杯酢などで食べて頂いてもかまいませんし、ポン酢やお醤油オンリーで楽しんで頂いてもけっこうです。


歯応え、喉越しが、きっとクセになること間違いなし! はまりますよ♪







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リアルミニ落語『ケダワシ』



え~~~~、まいどバカバカしいお話を一席。。。



間違い、というものは一口に言って、これも色々とあるものでございますよね。


まずは、「言い間違い」。

そして、「思い違い」。

はたまた、「勘違い」で、こいつが一番多くて厄介ですが。。。





ある日のこと、田舎街のとある煮売り屋に高校を出てから奉公し出して今年で二十年にもなろうかという番頭がおりまして、この男、名前をタカ助と申します。


いつものようにこのタカ助が、おたなの裏手にあります食材倉庫にて、その日の営業終了間際に在庫の再確認をしておりましたところ、廊下の向こうから、つつつ・・・と近づいてくる人影が。


「番頭はん! 番頭はん! ばんとーはん!」

「なんやいな、そうぞうしい。そない騒がしゅう言わんでも聞こえてるがな!」


現れましたのは、別の納戸で在庫の確認をしておりました、今年の春に入ったばかりの新入り丁稚の喜八でございまして、みんなからは「キィちゃん」とか「キィ公」と呼ばれておる年の頃なら25才。一応4大卒で社会人経験も1年あるのに、煮売り屋の丁稚になったという経緯を持つ変わり種の男でございます。


キ「番頭はん、それが大変ですねん。わてが二階の納戸の在庫確認してましたらね。もう無くなってましてん」


タ「一体、何が無くなっててん!?」


キ「はぁ、それが……」


タ「それが?」


キ「ケダワシですねや」


「ケ、ケダワシぃ~?」
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キ「はい、ケダワシ。せやから、明日の買い物でお願いします。ケダワシ。 」


タ「すまんのやけど……オマエさんがさいぜんから言ってる、そのぉ……

ケダワシって……、

なんや?」


キ「えっ!? 番頭はん、ケダワシしりませんのん? ホレ、スチールタワシっていうのがあるやないですか。


ようこそ!居酒屋『雑食館』へ☆-DSC_0022.JPG
←こんなんですわ。









あれやのうて、普通のケバケバのいっぱい付いた茶色いタワシのことですやん。


あれがケダワシですがな。


番頭さん、その年になるまでケダワシのこと、知らはらしませんでしたん!?


うっそ~~~、信じられへ―――――ンwwww」



「ドアホっ!! 

なにがケダワシじゃ! 

それを言うなら亀の子ダワシやろ! カ・メ・ノ・コ~~~~!!! 」





ようこそ!居酒屋『雑食館』へ☆-DSC_0021.JPG
ケダワシって……





それじゃあソープランド嬢やがな。。。。













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                おあとがよろしいようで・・・・・・


※この物語は、実話に基づいたフィクションで、実在する人物、団体等とは一切関係ございません。。。


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