いらっしゃいませ! ようこそ今日も居酒屋・雑食館へとお越し下さいました。
さてさて、
今日はブログネタから引っ張ってきました。
好き嫌いを克服した食べ物は?
僕は今では好き嫌いは全くと言っていいほど無いのですが、子供のころはけっこう嫌いな食べ物が多かったんですよ。実は。。。
混ぜご飯に豚汁、肉は大丈夫でしたけど、魚は刺身がまったくだめでした。特に子供が好きそうなイカとか甘エビとか。。。
そして、驚かれるかもしれませんが、ラーメンもうどんも素麺も嫌いでしたね。
ただし麺類では、焼きそばは例外として大好きでしたけれど。
しかしそんな事はおくびにも出さずに、食卓に出されれば仕方なく食べていましたっけ。好き嫌いを言うと、決まって母親の機嫌が悪くなったものですから。。。
子供なりに気を使っていたんです。
ただし、そんな僕でも、どうしても、どうあっても絶対に食べられないが物が一つだけありました。
それが、 大根の煮物 です。
大根の持つ、あの独特の苦み、エグ味がどうもダメだったんですよ。子供時代の僕の舌には。
でも断わっておくと、僕は大根自体が嫌いだったというわけではありません。
大根おろしも大根を細かく刻んで入れた味噌汁も浅漬け大根も、みんな普通にたべてたんです。しかし、とにかく煮物にした大根だけはダメだったんだよなぁ~。
あの切り株のように分厚く輪切りにされた大根が卓袱台の上に並んだ日の夕食は、とても憂鬱だったことを今でも鮮明に思い出します。
ようやくそんな大根の煮物嫌いを克服できたのは、この仕事を始めてからでしたね。
二十歳の頃です。
当時の先輩がまかないで作った、よく味のしみた大根の煮物の美味しかったことと言ったら!!!
大きな口で頬張っても、あんなに悩まされ続けたエグ味がまったくありません!
目からウロコでしたね。大根て、こんなに美味しかったのかと思って。
それもそのはず、本炊きする前に一度、米糠を使って十分に下茹でをしてありましたから。
多分ウチの母は下茹でも何にもせずに炊いていたんですよ。ごつく輪切りに切り分けた大根を。皮もうす~くしか剥いておらず、きっとそのまま鍋の中にぶち込んでいたんでしょうね……。
今でもウチの母が煮た大根だけは、悪いけれども食べる気が起こりません(笑)
でも大根の煮物は大好きです。
そして、あんなに嫌いで憎んでさえいたはずの大根を、いまでは自分で煮ているのですから不思議なものですよね(笑)。
と言うわけで遅くなりましたが、本日ご紹介する一品は、
『鶏肉と大根のサッと煮』 です。
これから記すレシピにおいて、皮の方はマニュアル通り厚くは剥きはしましたが、下茹では不要としました。
下茹でしなくても短時間で煮えるよう拍子切りにし、断面も多くして出汁の味が染みやすくしてあります。
わずかに残る大根のエグ味はゆず皮の風味でマスキング。
大根の煮物嫌いだったからこそ出来た一品なのかもしれません。
これは母親に感謝しなくちゃいけないかな?なんて(笑)
では今日のレシピです……
【材料6人前分】
・大根……1本=約800g(長さ8~10cm、1cm角の拍子切り)
・鶏もも肉……500g(一口サイズのぶつ切り)
・冷凍ゆず皮……適量
・水……750ml
・出汁……750ml
・みりん……150ml
・砂糖……大3
・醤油……120ml
①
まず手頃なサイズの鍋に水、出汁、そして、醤油以外の調味料を合わせてひと煮立ちさせます。
そこへ、鶏肉と大根を入れる。
再沸騰するのを待って、中火の弱で10分間煮込みます。
②
また再沸騰させて10分間煮ましょう。
時間が来たら火を止めて、冷凍のゆず皮を散らして混ぜこみます。
完成です!
上でも書いたように、ゆず皮は大根のエグ味を抑えるためのマスキング効果を期待して入れている物なのですが、鶏肉の臭みも和らげてるためにも一役かっている優れ物なんです。
ゆずが苦手、もしくは、手に入らないという方は、生姜を千切りにした「針生姜」で代用してください。
そして煮物はなんでもそうなのですが、時間を置いた方が美味しいので、サッと煮ではありますが、なるべく夕食時刻よりも早く作ってしまってしばらく落ち着かせた方が、味が入ってよりいっそう美味しく食べられる事うけあいですよ♪
ぜひお試しを!
では今日はこの辺で! また明日です! ばいばい(^O^)/
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でも、こうやって今改めて考えてみると、僕の嫌いな物はみんな死んだ父親が大好きだった食べ物ばかりですねぇ。。。