昨日の「プライムニュース」を、見ました。

オプジーボが1人年間3500万円。対象者が5万人として、年間1兆7500億円が、
この一剤のために支出される。
健康保険制度の破綻だ。

との問題提起が、まずありました。
その解決策として、

(1)製薬会社に価格の引き下げを求める。
(2)対象とする患者を絞る。
(3)健康保険料を値上げする。
(4)対象とする患者に、応分の負担を求める。

といったあたりが議論されていました。

(1)の薬価是正は、当然ですが、これもあまり下げすぎたら、製薬会社が、
薬を作ってくれなくなる。だから限界がある。

(3)の保険料値上げは、今の若い世代に負担が重くのしかかるので、
採るべき政策ではない。

(2)の対象患者を絞るというのは、たとえば75歳以上の患者は、使えなくする、
というような案が紹介されていました。ちょっと違和感がある。

結局(4)の応分の負担、高額費療養制度の見直しあたりが有力といった論調でしたが、
決定打に欠く、尻切れトンボの結論でした。