抗癌剤としてプラチナ製剤を使用する場合、シスプラチンにするかカルボプラチン
にするか、皆さん悩まれるかと思います。
にするか、皆さん悩まれるかと思います。
病院側としては、特に理由が無ければ、腫瘍縮小効果が若干高いシスプラチンを
勧めてきます。
勧めてきます。
腫瘍縮小効果は、どの程度の差があるのかというと、奏効率では、シスプラチンも
カルボプラチンも共に単剤で30%前後で、その差は数ポイントのようです。
(アリムタ、アバスチンを加えると奏効率は上がります)。
全生存期間で言うと、有意差があるとする文献と、無いとする文献に分れます。
カルボプラチンも共に単剤で30%前後で、その差は数ポイントのようです。
(アリムタ、アバスチンを加えると奏効率は上がります)。
全生存期間で言うと、有意差があるとする文献と、無いとする文献に分れます。
副作用の吐き気については、私の実感と、他の皆様の闘病記を拝見しての印象を
比べると、明らかにカルボプラチンの方が楽で、苦しむ期間も短いです。
比べると、明らかにカルボプラチンの方が楽で、苦しむ期間も短いです。
気を付けなければならない副作用は、カルボプラチンの方が骨髄抑制は強く、
特に血小板減少が多くみられる事です。
出血が止まらないという事態になりかねないので、この点は注意です。
特に血小板減少が多くみられる事です。
出血が止まらないという事態になりかねないので、この点は注意です。
病院側は吐き気の副作用に対する評価値は低くなりがちです。
プラチナ製剤の選択の判断は、病院はシスプラチンにバイアスがかかったもの
になるでしょう。
プラチナ製剤の選択の判断は、病院はシスプラチンにバイアスがかかったもの
になるでしょう。
どちらのプラチナ製剤を使用するかは、最終的には患者さんが、その人生観に基づき、
決めてほしいと思います。それが患者さんにとって最も公平な判断になると思います。
決めてほしいと思います。それが患者さんにとって最も公平な判断になると思います。