今日からいよいよカルボプラチン+アリムタ+アバスチン3剤の、
抗癌剤治療が始まります。

副作用のうち、頻度は低いけれど一番危険なのは間質肺炎。

よくある副作用で、危険なのが白血球減少。

ま、これらはお医者さんに対応してもらうしかないので。。。

当面最初の5日間ぐらいで発症し、自分でも加減をコントロールできるのが、
「吐き気」でしょう。

日本肺癌学会のガイドラインでは、カルボプラチンは、シスプラチンより
吐き気の度合いが軽い(シスプラチン=高度,カルボプラチン=中等度)と
されていますが、それでも制吐剤(吐き気止め)を使用するのが標準治療
となっています。

このあたり、N医師が教えてくれなかったので、勉強しちゃいましたよ。

吐き気には急性(投与初日に出るもの)と、遅発性(投与翌日から3日目をピークに
5日目ぐらいまで出るもの)が、ある。

前者についてはセロトニン5HT3受容体拮抗剤で抑える。
後者はステロイドやイメンドを使って抑える。

皆様のブログを拝見すると、初日に吐き気で苦しめられたと言うのは見かけないので、
セロトニン5HT3受容体拮抗剤がよく効くのでしょうね。

セロトニン5HT3受容体拮抗剤としては、現在は、アロキシ(一般名:パロノセトロン)
が使われているそうです。
副作用→便秘。

ステロイドは、デキサート注射液またはデカドロン錠を使う様ですが、
これはジェネリックが一杯ある。
商品名で言われても、どれがどれやら、覚えきれるものではありません。
まあステロイドを使うか、使わないか、という言い方でいいでしょう。
副作用→ムーンフェイス(満月様顔貌:顔が丸くなる)。

イメンド(一般名:アプレピタント)を、1日目125mg,2~3日目80mg経口投与。
副作用→少いが、便秘、しゃっくり。

スケジュールとしては、
1日目:抗癌剤点滴1時間~1時間30分前に、イメンド服用とデキサート、アロキシ
を点滴。(看護師さんによると、抗癌剤を含めて全行程約3時間とのこと。)
2日目,3日目:イメンド80mg服用
4日目,5日目:必要に応じてイメンド80mg服用

となるようです。
カルボプラチンの場合、2日目以降はステロイドは使用しない(吐き気が酷ければ、
デカドロンを4mgだけ服用)のようです。

果たして吐き気はどの程度コントロールできるでしょうか。