2月17日のブログで述べましたが、
我が主治医のM医師は、アリムタ維持療法の導入療法で、
プラチナ製剤+アリムタ+アバスチンを6サイクルやるつもりでいます。
我が主治医のM医師は、アリムタ維持療法の導入療法で、
プラチナ製剤+アリムタ+アバスチンを6サイクルやるつもりでいます。
導入療法のサイクルは4サイクルが普通であることを説得しなければなりません。
その根拠はあるか。調べました。
まず、日本肺癌学会が出している肺癌診療ガイドライン(2015)によれば、
<維持療法>
e.PS 0-1に対するCDDP+PEM併用療法4コース後,病勢増悪を認めず毒性も
忍容可能なものに対してPEMによるcontinuation maintenanceを行うよう
勧められる。(グレードB)
e.PS 0-1に対するCDDP+PEM併用療法4コース後,病勢増悪を認めず毒性も
忍容可能なものに対してPEMによるcontinuation maintenanceを行うよう
勧められる。(グレードB)
と明記してあります。
ここで、
PS 0=まったく問題なく活動できる。発症前と同じ日常生活が制限なく
行える身体状態。
PS 1=肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての
作業は行うことができる身体状態。
CDDP=シスプラチン
PEM=アリムタ(一般名:ペメトレキセド)
の事です。
PS 0=まったく問題なく活動できる。発症前と同じ日常生活が制限なく
行える身体状態。
PS 1=肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての
作業は行うことができる身体状態。
CDDP=シスプラチン
PEM=アリムタ(一般名:ペメトレキセド)
の事です。
このガイドラインの根拠として脚注で引用している文献が、有名なPARAMOUNT
試験です。
試験です。
かいつまんで言うと、939人の非小細胞肺癌進行患者にアリムタ+シスプラチン
を4サイクル投与し、うち癌が進行しなくてpsが0か1の患者539人に対し、
359人はアリムタを21日ごとに継続投与し、180人にはプラセボ(偽薬)を
投与して比較した、というものです。
を4サイクル投与し、うち癌が進行しなくてpsが0か1の患者539人に対し、
359人はアリムタを21日ごとに継続投与し、180人にはプラセボ(偽薬)を
投与して比較した、というものです。
結局ガイドラインに4コースと書いてあるのは、それ以外の投与回数に関し、
エビデンスが無いからだと思います。
ここいらが精一杯の説得材料かな。
本当は、導入療法を6サイクル投与したら、成績が悪かったとか、有害事象が増えた
とか言った報告があると、もっといいのですけれど。
とか言った報告があると、もっといいのですけれど。
ま、この内容で本日診察に行ってきますね。