非小細胞肺癌の第三世代EGFR-TKIである、
タグリッソ(一般名:Osimertinib; 開発コード:AZD9291)の承認に向けての
ニュースが入ってきました。

厚労省の部会で2月26日に承認の可否の審議が行われるそうです。


薬事・食品衛生審議会 医薬品第二部会の開催について

標記について、以下のとおり開催いたしますのでお知らせします。


1.日時 平成28年2月26日(金)10:00~12:00
2.場所 厚生労働省専用第22会議室(18階)
(東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館)

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議題4
「医薬品タグリッソ錠40mg及び同錠80mgの生物由来製品及び特定生物由来
製品の指定の要否、製造販売承認の可否、再審査期間の指定並びに毒薬又
は劇薬の指定の要否について」
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この日に承認が下りると、3月中旬に正式承認、4月には販売開始という線が
見えてきます。
(ただしT790M変異陽性を条件とすると思われる。)

米国、欧州では、すでに承認されていますから、承認される公算大です。


以前私はタグリッソの販売時期をゴールデンウイーク開けと予想していましたが、
1か月早まるかもしれません。

こうなってくると、プラチナ製剤+アリムタ+アバスチンで導入する維持療法
を始めるよりも、経過観察でタグリッソ発売まで待てないか、という気になって
きます。

さっそくYC病院の呼吸器内科の看護師さんに連絡をして、今月22日からの入院は
延期、23日に入れてある診察予約にて、本件を相談、という事にしてもらいました。