【今日のワンポイント】

緩和ケア病棟とは。

そこでは、延命のための積極的な治療は行いません。
痛みを和らげたり、息苦しさを取り除いたり、といった治療は行います。

人生の終末を穏やかに迎えるための施設なのです。

いずれ私もそこにお世話になる時が来るのか。

私が住んでいる横浜市には6つの病院に併設されていて、
ベッド数合計が118床です。

需要に供給が追い付いていないと思われます。

さらにその中から、家族が通う事を考えると、3施設65床に限られそうです。

話は前後しますが、2014年11月上旬ごろ、YC病院内にある
"がん相談支援センター"という部署へ、例の治験の件で相談に行きました。
相談料は無料です。

結果治験に関しては、新たな情報は無かったのですが、そこの看護師さんが、
元気なうちに緩和ケア病棟のエントリー(登録)だけはしておいた方がいい、
と教えてくれました。

YC病院には緩和ケア病棟がありません。
そこでMS病院に緩和ケア病棟エントリーのための面接を申し込んでいました。



【これまでの経緯(9)】

[2015/01/19]

YC病院にて定期診察。

M医師「とりあえず、原発巣を取ってしまいましたから、しばらくは
様子見です。」

原発巣を取って、きれいさっぱりお終いだったらいいのですが、
目に見えない小さな胸膜播種など、残っている腫瘍が無いとは限りません。

毎月のレントゲン、血液検査および、3か月に1回の造影CTと造影MRI
は続けます。
またイレッサを毎朝飲みます。

M医師「それと、原発巣の解析結果から、T790Mが陽性とわかりました。」
私「AZD9291が有効だった訳ですね。だけどその耐性が発現しているなら、
イレッサを飲み続ける意味はあるのですか?」

M医師「まぁ、原発巣にT790Mが発現していても、他の部位にT790Mが発現
していない腫瘍が潜んでいる可能性が無いわけではないので。」

M医師「緩和ケア病棟エントリーは、癌が再発してからでいいでしょう。」


帰宅後、MS病院に電話をして、面接の予約をキャンセルしたのでした。



つづく