【雑記・パソコン】タキシード山本仮面さま! | 大つごもり日記

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わたくし、ふようほうによる、歴史ネタ、寄席ネタ、マジック鑑賞ネタ、鉄道ネタ、音楽ネタ、障害競馬ネタ・・・などを書き連ねていく、はずのブログです。

その昔、1990年代前半 DOSの時代。
あまたあるフリーソフトのなかにジョークソフトの分野があり、きら星のように数々の名品がありました。

例えば、「Lupin98」なんてのがありました。
NECのPC-9801(あるいはEPSON製の互換機)用ソフトだけれど、これを実行すると
ルパン三世(第2シリーズ)全155話のタイトルのうちいずれかがランダムに選ばれて効果音とともに表示されるさまを再現してくれる、というシロモノ。
これをパソコン起動時に実行される autoexec.bat か何かに仕込んでおくと、パソコンが起動する度に
「ザザザザ ザザザザザザザ チャラララーン チャラッチャラッチャ チャッチャッチャッチャッ!!」
と鳴り響くさまは感動ものでした。
※完成度はLupin98ほどじゃないけれど、雰囲気を味わえる「ルパンIII世風タイトルメーカー 」
http://www15.big.or.jp/~t98907/unmei/R3_temp/R3_temp.html
(私の手元では、パソコン、非スマートフォン携帯では動きましたが、iPhoneではダメでした。アンドロイドはいけるのかな???)


そして、Windows 3.1の時代。
「常駐タキシード山本仮面さま」というユーティリティソフトがありました。
セーラームーンの某登場人物のパロディくささあふれるネーミングのこのソフト。
「フロッピードライブが空のままフロッピーを読もうとした」
「CD-ROMドライブが空のままCD-ROMを読もうとした」
などのエラーが発生すると、画面上に電光がほとばしり、薔薇が飛びます。
そして一人の仮面の紳士が、タキシード姿でマントを翻す・・・そういうイカしたソフトでした。
Windows が嫌いな私ですが(IBMが世に送り出したオペレーティングシステム OS/2 の愛用者でした。OS/2と言って何人がわかるのだろう・・・)、当時このソフトを愛用していたものでした(OS/2は Windows 3.1 のエミュレーションができたので、当時の Windows ソフトの大半を使うことができたのです)。


やがて月日は巡り。
Windows 95 が世に出て、マイクロソフトはセコくあこぎな手でシェアを握っていきます。 ← 独断ですが、事実無根ではないと思う。
片や一時は DOS の後継者とまで言われていた OS/2 はどんどんマイナーな存在になっていきます。
供給元日本IBMに就職した後輩に「OS/2て知ってる?」て訊いても首をかしげられるばかり。
やがて、IBMもOS/2の供給・サポートを終了してしまいました。

フリーソフトの世界も昔の気の利いたジョークソフトの類、今もあるいはいろいろあるのかもしれませんが、私が目にすることはほとんどなくなっていきました。
「昔、タキシード山本仮面てあったよなー。あれはよかったなー。」
そう思ってたのですが、昨日ひょいとGoogleで検索をかけてみました。
そうすると、

「・・・あった!!!」

山本仮面さま、今もなお健在のようです(対応OSは Windows 95~XP )。
・常駐タキシード山本仮面さま for Windows95-XP version 2.01
http://hp.vector.co.jp/authors/VA002546/

この感動を(そして脱力感を!)、いろんな方に味わっていただきたい、今日この頃です。