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もう一年以上も前に、天使の様なワンコに会いました。
フレンチブルのまるこちゃんは、小柄で可愛らしい見目
でした。
リーディングすると、見た目どおり、おしゃべりもゆっく
りで舌足らずな甘えん坊さん口調でした。
御年二桁とは思えない可愛らしさ。
お母さんを愛し、愛されてきたのねという感じでした。
実は、この時まるちゃんは、乳癌を患っていて、お母
さんは、心配で胸がつぶれそうな日々を過ごしていま
した。
何か食べたい物はないかと、リーディングを頼まれた
のですが、まるちゃんに聞くと、『おいしいご飯』という
のです。
そして、茶色のペースト状のものを見せてくれるので
す。
『・・・・???』
何だろうと思って、お母さんに聞いてみると、お母さん
は、ウワーンと泣き始めてしまいました。
『・・・???????』
お母さんは明るく愉快で、いつも楽しい雰囲気を漂わ
せている方です。
そんなお母さんは、いつもまるちゃんにご飯をあげる
時に『おいしいご飯~ 』という歌を歌いながらあげ
ていたのです。
『お母さん、おいしいご飯、大好きよ』
ということだったんですね。
そんなまるちゃん、自分の死期を知っていました。
でも、教えないって言われました。
『あなたは、お母さんに言うでしょう。
そしたら、お母さん、悲しくなって泣いちゃうから・・・。
そして、最期まで、お母さん、ずーーーっと泣い
ちゃうから・・・。
お母さんには、いつも笑っててほしいの・・・。
お母さん、笑って・・・。
まるは、今、お母さんと楽しい毎日を送っているよ。』
そんなまるちゃんの気持ちとはうらはらに、まるちゃん
の事でタロットを切っている時に『3』というメッセージを
もらいました。
3時、3日、3か月、3年、3月・・・
まるちゃんでは無い存在からのメッセージでした。
そして、まるちゃんは、お花が咲き始める3月に亡くな
りました。
最期まで、おいしいご飯もいっぱい食べて、お母さんと
笑って、お父さんに甘えて、他の子達ともお話しして・・・。
可愛い天使は、天国にちょっとだけ里帰りです。