★ Metz のポンピドゥー・センター
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ナンシーを後にし、北上。Metz（メッツ。フランス語読みではメス）に来ました。
ナンシーでは、当時の地方の興隆ぶりを見ましたが、→☆
今度は逆に、パリの一極集中を避けるために、「脱中央集権主義」の象徴としてフランス政府が作ったメッス・ポンピドーセンター
パリのジョルジュ・ポンピドー芸術センターの別館で、パリから約３００km離れたMetzに作りました。
TGVでたったの1時間半です。
しかも、
日本人建築家の手によるもの
（フランス人のジャン・ドゥ・ガティンヌ氏とチームで）
こちら 白いきのこの帽子みたい
２００３年の国際コンピティションで公募して選出されたのが、日本人建築家の坂茂（ばん・しげる）氏。
坂（ばん）氏がパリで偶然見つけた中国の帽子
から木組みを編むパターンを考えたそう。
この大きな木組みの帽子のような屋根は、とにかくヨーロッパ建築では、珍しい
コンクリートの建築物がほとんどの中で、この木の美しさは、本当に異質なぐらいです。
建物の中は展示会場として、使いやすい箱をいくつも並べ、重ねてと創っていき、その上に白い帽子を被せて出来上がったのだそうです。
「大きな屋根を作ることで市民の集まる空間を作りたかった」そうです。
木組みの柱が屋根を支えています。雨
が降ると水
は全て、木組みの足下へ流れて行きます。上から水が垂れて来たりしないのです。
これはピクチャーウインドー。
「外の眺めを楽しむ目的の窓ですが、これによって美術館の中に街を飾り、街と美術館を繋げたのですよ。」
メスの街並みという風景も、作品のよう。
夜
も素敵
坂さんは、紙管を建築の構造材としての使用することが特徴です。
マイノリティ、弱者の住宅問題に鋭い関心を寄せ、ルワンダの難民キャンプのためのシェルターを国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に提案し開発・試作。また1995年の阪神大震災後の仮設住宅や教会の集会所を「紙（紙管）」で造りました。
わたくしが個人的に思う彼の強みは、アメリカの大学で建築を学んでいるので、自分で（英語で）コミュニケートでき、「伝える」ことができるということ。
中の展示に続きます
Centre Pompidou-Metz ポンピドー・センター・メッツ
1 parvis des Droits de l'Homme, CS 90490, F-57020, Metz, Cedex 1, France
Tel. +33 (0)3 87 15 39 39
http://www.centrepompidou-metz.fr
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今度は逆に、パリの一極集中を避けるために、「脱中央集権主義」の象徴としてフランス政府が作ったメッス・ポンピドーセンター
パリのジョルジュ・ポンピドー芸術センターの別館で、パリから約３００km離れたMetzに作りました。
TGVでたったの1時間半です。
しかも、
日本人建築家の手によるもの（フランス人のジャン・ドゥ・ガティンヌ氏とチームで）
こちら
白いきのこの帽子みたい
２００３年の国際コンピティションで公募して選出されたのが、日本人建築家の坂茂（ばん・しげる）氏。
坂（ばん）氏がパリで偶然見つけた中国の帽子
から木組みを編むパターンを考えたそう。この大きな木組みの帽子のような屋根は、とにかくヨーロッパ建築では、珍しい
コンクリートの建築物がほとんどの中で、この木の美しさは、本当に異質なぐらいです。
建物の中は展示会場として、使いやすい箱をいくつも並べ、重ねてと創っていき、その上に白い帽子を被せて出来上がったのだそうです。
「大きな屋根を作ることで市民の集まる空間を作りたかった」そうです。
木組みの柱が屋根を支えています。雨
が降ると水は全て、木組みの足下へ流れて行きます。上から水が垂れて来たりしないのです。
これはピクチャーウインドー。
「外の眺めを楽しむ目的の窓ですが、これによって美術館の中に街を飾り、街と美術館を繋げたのですよ。」
メスの街並みという風景も、作品のよう。
夜
も素敵
坂さんは、紙管を建築の構造材としての使用することが特徴です。
マイノリティ、弱者の住宅問題に鋭い関心を寄せ、ルワンダの難民キャンプのためのシェルターを国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に提案し開発・試作。また1995年の阪神大震災後の仮設住宅や教会の集会所を「紙（紙管）」で造りました。
わたくしが個人的に思う彼の強みは、アメリカの大学で建築を学んでいるので、自分で（英語で）コミュニケートでき、「伝える」ことができるということ。
- 紙の建築行動する―震災の神戸からルワンダ難民キャンプまで/坂 茂
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Centre Pompidou-Metz, Interview with Shigeru Ban
中の展示に続きます
Centre Pompidou-Metz ポンピドー・センター・メッツ
1 parvis des Droits de l'Homme, CS 90490, F-57020, Metz, Cedex 1, France
Tel. +33 (0)3 87 15 39 39
http://www.centrepompidou-metz.fr
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