ワールドカップ考察:日本代表、決勝トーナメントへの道! | フットサルナビのブログ

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ワールドカップの組み合わせがついに発表された。

まず、正直な感想は「とんでもないグループに入ってしまった」というものだ。
日本代表の入ったグループCは強豪ひしめく死のグループだ。
ブラジル・ポルトガルの両チームは世界最高峰の力を持つ。
さらに、リビアも過去に対戦した時の選手の話を総合すると、決して格下などではない。内戦の影響がなければ日本代表と同程度の力を持ったチームだと思われる。
日本はこの3チームと戦って、決勝トーナメントに進まねばならないのだ。これはかなり過酷なミッションになる。
では、日本代表の目標である決勝トーナメント進出はどうすれば実現可能なのだろうか。
組み合わせを受けてフットサルナビ編集部で考察をしてみた。



まず、決勝トーナメントへ進出するには……
①グループリーグで上位2チームに入る
②グループリーグ3位の6チーム中、上位4チームに入る
このどちらかの条件を満たさなければならない。

同じグループにブラジル・ポルトガルがいる以上、日本代表がグループ2位以内に入って決勝トーナメントに進むのは、ちょっとした奇跡がないと難しい。
そうなると当然、ワイルドカードでの決勝トーナメント進出が、最も実現の可能性が高い選択肢となる。では、ワイルドカードで決勝トーナメントに進出するには、日本代表はどのような戦い方をすればいいのか……。考えてみよう。

【グループステージ第1戦 vsブラジル】
初戦でブラジルと戦うのは、前回のワールドカップと全く同じ組み合わせ。前回、日本は1-12でブラジルに敗れている。
前回大会のように初戦で大量失点してしまうと、日本のグループリーグ突破はかなり厳しくなる。
グループ3位ワイルドカードでの突破を考えるなら、夢は「勝利」、目標は「勝ち点1」、ノルマは「大量失点で負けないこと」になるだろう。


【グループステージ第2戦 vsポルトガル】
ワイルドカードを見据えて戦うのであれば、ここでは「勝ち点1」が欲しい。
そもそも、ワイルドカードで3位になるためには、どのくらいの勝ち点が必要になってくるのか。グループ3位になる可能性のある勝敗を列挙してみる。
2勝1敗  勝ち点6
1勝2分  勝ち点5
1勝1敗1分 勝ち点4
1勝2敗  勝ち点3
2分1敗  勝ち点2

多分、これだけだと思うのだが…………。
この中でも多く見られるのは「1勝1敗1分 勝ち点4」のパターン。
日本代表がいかに得失点差を抑えて敗れたとしても、2敗してしまうと勝ち点は最高でも3止まり。勝ち点4以上のチームが4チームいれば、得失点差は関係なく敗退となってしまう。
もちろん他のグループの動向にもよるが、ブラジルとポルトガルのどちらかに引き分け、勝ち点1を得ておきたいところだ。
というわけで第2戦目も、夢は「勝利」、目標は「勝ち点1」、ノルマは「大量失点で負けないこと」になる。

【グループステージ第3戦 vsリビア】
ここは勝たなければならない。
もし日本代表が2連勝してグループリーグ突破を決めていれば、調整試合にも使えるが……まぁそれは考えないでおこう。
リビアとの対戦に勝利しない限り、グループ3位になる可能性はほぼない。引き分けてもワイルドカードで進出できる可能性は、かなり低いだろう。
たとえ勝ったとしても、ワイルドカード争いが得失点差にまでもつれこんだ場合を考慮しなければならない。
そうなると第3戦目は、夢は「なし」、目標は「大量得点での勝利」、ノルマは「勝利」となる。

以上が日本代表の、決勝トーナメントへの考察である。
(もし、レギュレーションを間違えているようでしたら教えて下さい)

そして、最後に一言。
組み合わせを見て、ネガティブになってしまっている人もいるようだが、(私も落ち込んでしまうような考察記事を書いておいてなんですが……)
ここは切り替えて考えよう!
ワールドカップという晴れ舞台で、世界最高峰のブラジル・ポルトガルというチームと対戦できるのだ。こんな好機は滅多にない!
日本代表がブラジル・ポルトガルを倒しグループリーグを突破すれば、日本のフットサル界はかならず多くのファンを獲得できる。今はまさに、そのチャンスなのだ。
多くの人に感動を与え、国民的人気を獲得した女子サッカー。
今、フットサル日本代表にその姿を重ね合わせているのは、私だけではないはずだ!
彼らは絶対に夢を実現してくれる。
私は1人のフットサルファンとして、そう信じている。

相手に取って不足はない。日本代表のタイでの健闘に期待しよう。