ゆうちょ銀行 | けんじのブログ

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行が運用する世界最大のオンラインシステム障害の原因となった磁気ディスク装置(HDD)について、製造元の米IBMは世界で使用されている同装置1万台以上(日本では1000台以上)の改良作業の期限を9月末に設定。ただ、システムを一時停止する必要があるなどユーザー企業の負担は大きく、順調に作業が進むかは微妙なところ。

ゆうちょ銀行の全国2万6000台のATMが7月12日に停止したシステム障害は、提携金融機関と銀行間の振込処理を行う「内国為替システム」のHDDのカードに記述されたごく小さなバグ。バグはHDD内で二重化された制御装置を切り替えるソフトの命令文に潜り込んでいて、障害が発生した制御装置を切り離す判断を検査信号の応答速度だけで行う単純な仕組みだったが、実際には障害発生側の応答が早かったため、正常稼働中の制御装置を切断してしまった。

ゆうちょ銀行の場合、9月の改良版稼働までIBMは保守要員を3交代で常駐させるほか、24時間のオンライン監視体制でサポートしている。金融機関など巨大システムで稼働しているケースが多いだけに、改良作業は難航する可能性も高そうだ。



しわの予防法とは?
おすすめのファンデーション