まるの独り言12
≪大木のように、僕は生きたい≫
唐突だけど、
僕は大木のように生きたい。
誰かが言っていた。
「木は与えられた環境に、文句一つ言わないで、目いっぱい根をはり、自分の可能な限り成長しようとする。
そのひたむきな姿に、僕は一種の友情のようなものを感じる。」
僕は思う。
「自分の可能性に蓋をせず、できるところまで目いっぱい成長する木の姿勢は、美しい。」
大木は、それを支える根が非常にしっかりしている。
そんな風に、僕は知識をつけ、良い判断基準を身に付け、自らの理念をたたき続けたい。
大木は、とにかく存在感がある。
そんな風に、僕は成長し、たくさんの鳥や動物が、憩い集うところになりたい。
遠くからでも、「あの大木まで行けばなんとかなるかも」と思われる存在になりたい。
大木は、自分が一人で成長できないことを知っている。
そこから動けない大木は、太陽の恵みを、雨の恵みを一身に受けている。
そのことを、大木は受け入れて成長している。
そんな風に、愛を受け入れ、時には厳しさも受け入れながら、一身に成長して大木になりたい。
そして、感謝は絶対に忘れない。
大木は、二酸化炭素を吸い、酸素を出している。
そんな風に、僕は周囲に、日本に、世界に、地球に貢献できることをしたい。
穏やかな心をもてる人を増やしたい。みんなの心に平穏をもたらす小さな小さな、されど確かな力になりたい。
大木。
僕は大木になりたい。
もしかしたら、誰かはウドの大木だって言うかもしれないけど、かまうもんか。
ウドの大木だって、生きている。
生きているだけで、これだけ貢献しているんだから。
これだけ大木になったんだから、きっとたくさんのものに愛されているんだろうなぁ。
一人で大きくなれた木なんて、ないはずだから。
たいぼく。たいぼく。
うん、いい響きだ。