佐野元春 and The Hobo King Band「風の手のひらの上」 | 二村旅人のブログ

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映画やテレビの話題などなど。漫画と言いつつ絵本とか。お手軽な音楽動画がほとんどですが…記事は毎日更新を断念し、アップ停滞中。 f(^^;

作詞・作曲:佐野元春

引き続き「風」ネタ…マイナーな曲ですが、7月以来で佐野元春。 f(^^;

◎1997年12月発売の11thオリジナル・アルバム「THE BARN」収録の#6。
アーティスト名としては、佐野元春 and The Hobo King Band 名義と、今より一つ前のバンド時代のもの。

アルバムは発売当時に買ってますが、今年3月に発売20周年で「THE BARN Deluxe Edition」が出てまして…そちらは買えてません。 m(_ _ )m

ボブ・ディランの「答えは風に吹かれている」が思い浮かびます…米国ニューヨーク州のウッドストックで録音したルーツを体感しつつ作り上げられた作品。

「風の手のひらの上」♪


ずっと昔の記憶のなか
いつだったか思いだせない
夏の宝石のように入り組んだ
空のあざやかな輝き

身繕いをしながら
「仕方がない」と彼女は言う
疑わしく囁いて
黒いレースのストールを
夜に巻きつける

答えはいつでも形を変えてそこにある
風の手のひらの上

ヘッドライトに気を取られて
足下がふらっついていた
さびれた駐車場で
過去にこんがらがったまま

月が昇ってゆく
バカさわぎはもういい
無傷なものなんて
そうさ どこにも見当たらないのさ

答えはいつでも形を変えてそこにある
風の手のひらの上

はじめてのことじゃないんだ
静かに銃をとって
覚悟は決めてるんだ

街の灯からずっと離れて
アリバイを探し続けた
誇りをささえているものが
崩れてしまわぬように

おとぎ話じゃない
今日も 明日も
居場所が見つかるまで
そうさ 憂いてみても始まらないのさ

答えはいつでも形を変えてそこにある
風の手のひらの上

すべてが何もかもうまくゆく
いつかきっと
風は手のひらの上