TV映画「戦争の嵐」1983米 | 二村旅人のブログ

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映画やテレビの話題などなど。漫画と言いつつ絵本とか。お手軽な音楽動画がほとんどですが…記事は毎日更新を断念し、アップ停滞中。 f(^^;

送別会シーズンでヨレヨレ(笑)なので遅くに更新となります。
世代的にドウシテモ多感だった'80年代噺になってしまうんですが… m(__)m
昨日、ロバート・ミッチャムの戦争映画について触れたので、関連して好きな作品の紹介。
劇場作品じゃないデスケドネ f(^_^;

原題 The Winds of War
ダン・カーティス監督
かつてブームだったテレビのミニ・シリーズの一作で全8話。
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テレビ朝日の「日曜洋画劇場」枠を含め、'83に連夜放送されました。
米国のテレビ・ムービー大作がよく紹介されていた時期の最後のほうの作品。
ハヤカワ文庫から出版された原作本を買ってしまうくらい好きでした。ハート

◎原作者ハーマン・ウォークは、エドワード・ドミトリク監督、ハンフリー・ポガート主演で映画化された「ケイン号の叛乱」'54米がピュリッツァー賞を受賞した作家。
戦記ものを得意としており、本作では'39のドイツ・ナチス軍のポーランド侵攻、イタリアのムッソリーニ首相の台頭から、'41の日本軍の真珠湾攻撃による太平洋戦争勃発までを主人公の家族に焦点を当てた(主人公を歴史的事実に立ち会わせる形で描いた)重厚な話。
激動の年代記で見応えあったんです。

●第二次世界大戦勃発前夜、ドイツ駐在武官としてベルリンに赴任することとなった米国海軍中佐:ビクター・ヘンリー(ロバート・ミッチャム)とその家族がヨーロッパの戦乱に巻き込まれながら懸命に生きる姿を描いていて、ユダヤ人の苦難や原子力爆弾の開発の萌芽にまで触れてました。

ミニ・シリーズ「戦争の嵐」予告

◎キャストは…
主人公の米国海軍中佐(兼 在ベルリン大使館付海軍武官)ビクター・ヘンリーにバート・ミッチャム…まぁ、例えが無理やりですが…トム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ」'94米みたいに色々なエポック場面に立ち会ってしまう役柄ですかね~。
その妻ローダ・ヘンリーにポリー・バーゲン
長男で米国海軍のパイロットのウォーレン・ヘンリーにベン・マーフィ
次男バイロン・ヘンリー(放浪後、ジャストロウ博士に助手となる)にジャン・マイケル・ビンセント
長女マドリン・ヘンリー にリサ・アイルバッハー…エディ・マーフィー主演の映画「ビバリーヒルズ・コップ」'84米のヒロインなんですが…今の人は知らないかな(笑)

ポーランド出身のユダヤ人歴史学者のアーロン・ジャストロウ博士にジョン・ハウスマン
その姪で博士の助手のナタリー・ジャストロウ(恋人がいながらもバイロン・ヘンリーに惹かれていく)にアリ・マッグロー
米国外交官(ナタリーの恋人)レスリー・スロートにデビッド・デュークス
ナタリーの叔父ベレル・ジャストロウにハイアム・トポル

米国技術者でウラニウム爆弾の開発に関わるパーマー・フレッド・カービー(主人公の妻が惹かれていく)にピーター・グレイブス
主人公と親交を深めるドイツ陸軍准将アーミー・フォン・ルーン将軍にジェレミー・ケンプ
主人公に信頼を寄せる米国大統領ルーズベルトにラルフ・ベラミー(ほかヒトラー役の方など結構似せてます。)
BBC記者アリステアの娘ビクトリア・テナント(主人公に惹かれていく)にパメラ・タズベリー
など
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◆原作小説の続編「戦争と追憶」もあるそうですが、日本で放映されなかったため未見…小説も買ってない。あせる
'45の第二次世界大戦の終結までを描いているそうで…興味は十分あるのですが(大作なのでキャスティングは大変だったでしょうね。)一部キャストの交代を余儀なくされているようで、そこは残念な部分。

多分、映像を見たら原作小説も買ってしまうと思います。
なんせ「戦争の嵐」の輸入版サントラCD
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をタワーレコードで買ってしまった奴ですから。

「戦争の嵐」の「テーマ」♪…結構美曲だと思いますのでゴ紹介。