これからも・・・ | F* Life

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futabaのハンドメイド日記



金曜日の深夜に帰ってきました。


私たち家族にとって、きっと一生思い出に残るであろう

いい旅になりました。



被災地で見てきたこと、感じたことを書き留めておこうと思います。


拙い文で申し訳ないのですが、

お付き合いいただけたら嬉しいです。






今回私たちが行ったのは

女川~南三陸~気仙沼~陸前高田

行ける限り、海岸線沿いを走って行きました。





雑草にうもれかけている家の基礎部分やコンクリートの門。


4階までがグシャグシャなのに、5階は綺麗に残っているマンション。


木の高いところに引っかかっている漁師の網や浮き。


捻じ曲がって途切れている線路。




きっとここには街があって、

たくさんの家が並んでいて、お店が並んでいて、

工場があって、公園があって、学校があって・・・

でも、それが全部まるごと流されてしまったのだと分かる

見渡す限りの空き地。




車窓から見る風景があまりにも辛く、

涙が止まらなくなり・・・

シャッターを切る気持ちになれませんでした。

夫や子供たちも同じだったようです。






ショックでした。

震災から3年以上経っているのに

まだ現状はこんなふうなんだ・・・


それを全然わかっていなかった自分。

もう少し復興は進んでいるものだと根拠なく勝手に想像していました。


ダンプカーがたくさん走り、復興作業に懸命な作業員の方々の姿を

たくさんたくさん見ました。

それでもなかなか追いつかない現状・・・






そんな中で、地元の方たちは本当に明るく元気で

あたたかかった・・・!



夕食をいただいた気仙沼復興屋台村「たすく」のお母さん。

大盛りにしてくれたうえに

お味噌汁やご飯やアイスやコーヒー

「これもどう?」「これも食べる?」って

まるで実家の母のように次から次へ・・・


おいしくてお腹いっぱいになりましたが

それ以上にお母さんのあたたかさに胸がいっぱいでした。


帰り際には双っちに「手紙送るね」と言ってくださいました。

それから「知らない人についていっちゃだめよ!」とも^^







そして夕食後は

「たすく」のお母さんと常連さんの漁師さんに教えていただいた

銭湯「亀の湯」さんへ。 


亀の湯のお母さんも、本当に温かい方でした。

お風呂から上がってくると、

「お茶どうぞ~、お菓子も食べてねー」と声をかけて下さり

お茶を頂きながら震災の話を聞かせてくださいました。

震災で銭湯も裏の自宅も被害に遭われたそうです。

「火が上がった時には、お父さんともうダメかもねと言っていたのよ」

身内の方も津波の犠牲になられたそうです。


復興はまだまだ全然進んでいない。

でも、日々いろいろな事件や災害も起きて

メディアで震災の話題が取り上げられることが少なくなり

みんなの記憶から薄れていっている気がする。

復興はまだまだこれからだということを忘れないで欲しい。

お母さんはそう話してくださいました。









今回、被災地を目の当たりにし、お話を聞いて

これからも、まだまだ復興に協力していかなくてはいけない。

 決して、忘れてはいけない。

と、改めて感じました。




そして、

こうして見てきたことをみなさんにお伝えすることも

協力のひとつになるのではないかと思い

拙い文ですが記録させてもらいました。





陸前高田 「奇跡の一本松」

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がんばっぺ!



長く拙い文に最後までお付き合いいただき

ありがとうございました
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