イーホームズは11月29日の衆院国土交通委員会で、業界最大手の日本ERIが姉歯建築士の偽造を知りながら隠蔽したと指摘した。 同日、日本ERIは記者会見し、反省点はあるが隠蔽した事実はないと反論している。

耐震強度偽造問題で国土交通省は1日、姉歯1級建築士が設計に関与したマンション、ホテルなどが全国で計206件あり、このうち9都県の43件で構造計算書の偽造があったことを明らかにしている。

被害は拡大の一途だが、95年の阪神大震災をきっかけに業界の要請と族議員の強い働きかけで、碌に考えもせずに建築確認を民営化したつけが来たとしか言いようがない。

建築士、検査機関が建設業界と癒着しているのだから今の制度では信頼できるマンション、ホテルができるはずがない。