月曜日も後少しですが、先日の続きを語ろうと思います。
ジュニア編集部を襲った事件…その顛末を。

「これから皆さんに、殺し合いをしてもらいます」
「犯人はお前かー!!」
突然のTさんのBR開始宣言に、ジュニア編集部は色めきました。
しかしあっさりTさんは、
「いや、冗談ですが」
「えええ!!」
「最後の一人になったら扉が開く…なんていうのもアリかと思って」
「無いです! アリですがリアルには無しです!」
「で、Tさんは放っておいて、本当にどうします?」
その発言で再び重い沈黙……。
そして下った最終手段は、
「…非常階段の踊り場から飛び降りる?」
「それしかないかもね…」
2階の踊り場から飛び降り、外から非常ドアの鍵を外せば問題解決、しかし最大の設問は誰がそれをやるかということです。
早速3人程が踊り場から下をのぞきこみ、かつてのお転婆達は真剣にシミュレートをしはじめました。
「いや、これくらいなら行けるって」
「スカートで?」
「もう深夜だし誰も通りかからないし、平気じゃない?」
「すぐそばの駐輪自転車に引っ掛かるかもよ。それよりこの芝生の上は?」
「体重で枝が折れてひっかき傷だらけになるよ」
「じゃあこの隣のビルの地面にそっと降りるとか……不法侵入になるけど」
「オーケー、じゃあその辺で」
一人がスカートを物ともせず手すりに足をかけたその瞬間、神様は編集部に微笑みました。
なんと隣のビルに住む方が、深夜の話し声を不審に思いベランダに出てきてくれたのです。
「!! す、すみませんあのー大変申し訳ないんですがー!」

結局、その方に外から鍵を開けてもらい、事無きを得ました。

終わって見ればなんでもない事のように見えますが、
初夏のジュニア編集部にとってはかなりの大事件でした。
でもこの事件を印刷屋さんに語っても、同情はしてもらえましたが入稿の日にちは延びませんでしたとさ。トホホ。