福島第一原発、報道の変化 | 大村あつしオフィシャルブログ「ボクは不死鳥」Powered by Ameba

福島第一原発、報道の変化

これまで、福島第一原発の放射線漏れに関しては、政府や東電の発表は、「人体に影響はない」の一点張りで、テレビ報道も「5マイクロシーベルと言っても、X線検査の10分の1程度」と、むしろ、X線や飛行機で海外旅行をするほうがはるかに多くの放射線(宇宙線)を浴びる、という論調でしたが、最近、明らかに報道内容が変わってきましたね。

最近では、危機感を感じる報道が増えてきています。

ボクが政府発表やテレビ報道に疑問を感じ始めたのは、13日、地震から2日後でした。

この日の午後、福島第一原発周辺で記録した数値は1557・5マイクロシーベルトでした。

しかし、情報操作なのかパニック回避なのか、テレビの扱いもそれほど大きなものではありませんでしたが、この数値には大きな落とし穴があります。

1557・5マイクロシーベルトというのは、「毎時」の値です。

1時間に、それだけの放射線が漏れていたわけです。

ちなみに、人間が被曝しても大丈夫とされる数値は、1,050マイクロシーベルトです。

ただし、これは、「通年」、すなわち、「1年間」の暫定基準被曝量です。

そして、上に挙げた1557・5マイクロシーベルトは、繰り返しますが「毎時」です。

この「通年」と「毎時」を取り払ってしまうと、それほど深刻ではないように思えますが、当然、単位は揃えなければなりません。

これは簡単な事です。

1557・5マイクロシーベルトに24時間を乗算して、さらに365日を乗算すれば、「通年」の被曝量が算出できます。

ちなみに、この値は・・・

13,643,700マイクロシーベルトです。

これは、「通年」の暫定基準被曝量の1万3千倍を超える値です。

十分に死に至る数値です。

しかし、こうした報道をしたマスコミはありませんでした。

もしかしたら、報道規制が敷かれていたのかもしれません。

ただ、この時に、ボクは、自分で情報を収集し、自分の頭で考えなければいけないと強く感じました。

そして、「X線検査の10分の1ですよ」なんて呑気な報道をしていたマスコミも、ここにきて、明らかに危機感に満ちた報道に変わってきています。

要するに、インターネットや週刊誌など報道規制が機能しない媒体から色々な情報が漏れ始めている事、そして、実際に、福島第一原発は、それだけ危険な状況にあるとボクは考えています。

昨日のニュースで、「セシウムは半減期は30年と長いが、それを体内に取りこんで病気(この場合、セシウムは骨や筋肉にダメージを与えるので「骨肉腫」という癌のこと)になった例はない」と言っていた学者がいました。

これは、チェルノブイリの時のケースで、ヨウソが原因で小児甲状腺がんになった子どもは5,000人いたが、セシウムで骨肉腫になったケースは一例も報告されていない、というのがその論拠のようです。

一方で、もし福島の土壌にセシウムが漏れたら、土壌の総入れ替えでもしない限り、半永久的に人は住めなくなる、という学者もいます。

さて、みなさまは、どちらを信じますか?



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