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ホスピスでのアンケート

※最初に誤解のないように書きますが、以下の「じゃぱでる」とは、「日本を、東北を見捨てる」という意味では決してありません。

ただ、今の日本の産業界の受け皿と若者の人口を考えると、嫌でも今後、日本で働けない人が出てきます。

それなら、後ろ向きでなく、「夢を持って日本を出よう」という意味で、昨年の5月から僕が提唱している考え方です。


「じゃぱでる」

「日本(ジャパン)を出て海外に」

なぜ、そんな時代になったのか、ボクは こちら で説明しましたが、こうした状況から転じて、「一度きりの人生、夢を持ってとことん楽しもう」という意味で「じゃぱでる」という言葉を使っています。

今日は、ホスピスでのある話をお届けします。


みなさんは、ホスピスはご存知ですね。

末期のがん患者など、余命があまりない方が、残された最後の人生を過ごす、医療設備の整った施設です。

以前、ある人が、このホスピスで60歳より若い人にアンケートをしました。

質問はただ一つ。

「あなたが後悔していることはなんですか?」

このときに、驚きの結果が出ました。

驚きの一つは、質問は一つなのに、聞かれた人が2つの回答をした事です。

さらなる驚きは、ほとんどの人の回答が同じだった事です。

質問された人は、まず、こう答えるそうです。

「後悔している事? それは、健康を大切にしなかったことです」

まぁ、これは理解できますね。

まだ60歳前の若さなのに、もうすぐ人生を終えようとしているわけですから、「もっと健康に気を配ればよかった」と後悔するのは当然です。

しかし、ほとんどの人が、口を揃えてもう一つの後悔を口にするのです。

それは・・・。

やりたかったことを我慢した事。

みなさんは、やりたい事をしていますか?

たとえば、公務員になったり大企業に入って、もちろん、それが自分の夢ならば最高ですが、「安定」を求めて、本当にやりたい事を我慢していませんか?

僕は今45歳ですが、幼馴染と話していても、5年くらい前から会話がかみ合わなくなりました。

幼馴染ですから、彼らが将来なにになりたかったのか、子供時代の夢を僕は知っています。

もちろん、夢と言っても、文字通り「夢」で、見ているだけのほうがいい場合もあります。

中学の野球部でレギュラーになれない人が、メジャーリーガーで首位打者、なんて、これは寝ている時に見ればいい夢です。

絶対にかないません。

でも、チャンレジすればかなうかもしれない夢を捨ててしまうと、特に40歳を過ぎた頃からとてつもない後悔に襲われます。

僕は、一番の夢は作曲家でした。

20代の頃に200曲以上作曲し、実際に、ある人気シンガーの付き人もやりましたし、プロになろうと懸命に努力しました。

でもダメでした。

しかし、後悔はありません。

あれだけ頑張ったのですから、今は、「来世はきっとミュージシャンだな」と本気で思っています。

だけど、今生きているのは今世ですので、ここで頑張らなければなりません。

自分がサラリーマンに合わない事は、入社してすぐに気付きましたので、4年勤めて、ノウハウを吸収して辞めました。

そして、その後、会社を興し、もちろん紆余曲折はありましたが、これがうまくいったために、僕は自分を欺いて生きてきました。

しかし、36歳の時に、自分で作った会社の代表取締役を辞めざるを得ない状況となり、一夜にして社長から無職になったときに、「ほかに自分に夢はなかったのか?」と自問しました。

ありました。

高校時代からの夢。

作家でした。

周りからは遅すぎると言われました。

でも、ボクが本好きになるきっかけとなった作家の一人、松本清張も作家デビューは42歳です。

まったく遅すぎません。

人生に遅すぎるなんてことはありません。

人生は、いつでも今が一番若いのです。

心は年を取らないのです。

そして、41歳で作家デビューを果たし、デビュー作の『エブリ リトル シング』は20万部のベストセラーとなりました。

そんな僕の今の夢は、海外での出版です。

本気で、全世界で1,000万部を目指しています。

本気で、僕の本を原作としたハリウッド映画が全世界で興行収入が2億ドルになることを夢見ています。

「安定」を重視すれば、死ぬまで食べていけるでしょう。

でも、それで心の栄養は満たされるでしょうか?

僕は、来年仕事があるのかどうかも怪しい状況ですが、毎日、世界進出を夢見て、心はいつも一杯です。

夢がかなえば、胃袋も一杯にできます。

これが、僕の言う「じゃぱでる」なのです。

笑いたい方は笑ってください。

でも、僕は今後も「じゃぱでる」の精神で生きていきます。



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