本当にパニック的な買占めが起きているのか? | 大村あつしオフィシャルブログ「ボクは不死鳥」Powered by Ameba

本当にパニック的な買占めが起きているのか?

ここ数日、パニック的な買占めが問題となっていますが、これは事実なのでしょうか?

まず、スーパーから物が消えた。

これは事実です。

静岡県のスーパーでも、トイレットペーパー、ろうそく、乾電池、水、パン、その他もろもろがまったく売っていないような状況です。

こうした状況を見たとき、僕は思わずtwitterで

「みなさん、電気は分け合うのに、物資は独り占めですか!」

と呟きましたが、その後、色々調べていると、状況はちょっと違うようですね。

状況は


被災地優先で物資が行く
一部流通量が減っている
   ↓
店頭に入る商品が若干減る
   ↓
すぐに商品がなくなる
   ↓
店頭から商品が永久になくなるように感じる
   ↓
安心と利便性を求めて少しだけしかない商品を見ていつもより多めに買う
   ↓
買い占めが発生しているように「見える」


どうやら、これが実態のようですね。

この中の、「いつもより多めに買う」を多くの人が実行に移すと、当然ですが商品はすぐに姿を消します。

ですから、今の状況を、「パニック的な買占め」というのは、ちょっと違うように思います。

だって、どの店も在庫として残らないように、供給量と需要量を計算しながら仕入れを行っているのです。

ですから、需要量が上回れば、それは当然、店にはなにもなくなります。

今の

店になにもない → 誰かが買い占めているに違いない → けしからん

というマスコミに誘導された世論は、ちょっと違うのではないかと思っています。

実際、これだけ物がなければ、買占めなんて気はなくても、誰だって、「少し余分に買っておくか」という気分になります。

しかし、オイルショックの時のトイレットペーパー騒動(僕は知りませんが)の時とは、状況が違います。

それよりけしからんと思うのはガソリンです。

今、静岡県では、15リットル制限がかかっています。

これでは、数ヵ所回らないと満タンにできず、そんな行動をしているうちに、「日本はガソリンは大丈夫だろうか」と不安になります。

しかし、政府と民間企業合わせて、200日分の備蓄があるのです。

政府は、なぜそれを世に出さないんでしょうか?

ガソリンなんて、買占めなんて誰もしていません。

はなからないんです。

備蓄を「買い占めて」いる政府のなんとか大臣が「買い占めはやめてください」なんて言っても説得力がありません。

特に、被災地の方々は本当に困っているのです。

ちなみに、今、「今週末、また地震がくる」とか「今度は富士山の噴火だ」というチェーンメールが出回っています。

これに関しては、確かに、今週末は、地球と月の位置関係が災害を起こしやすい状態になることはどうやら事実のようですが(ネットで調べただけの知識ですが)、たとえば東海地震なんて、今日起きてもおかしくないことは東海地方の人はこの40、50年、みんなわかって生きています。

富士山の噴火も、腹をくくって生きています。

富士山が活火山であることは、富士山周辺に住む人はみんな知っています。
(以前は「休火山」と言われましたが、今は「活火山」です)

ですから、チェーンメールを否定する気はありませんが、これまでの防災訓練を思い出し、落ち着いた行動をする。

今こそ、それが求められているのだと思います。

ちなみに、富士山の噴火に関しては・・・

これは打つ手なしですね(苦笑)

腹をくくるしかありません・・・



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