順序とけじめ | 不良OLの麻雀記録

順序とけじめ

すっかり実家で羽を伸ばしきり、体重計に乗るのが恐い私です。

さて、前回は兄と幼なじみが婚約したというおめでたいお話でした。なのに、なぜ
“試練”などというタイトルになったのか、誰も不思議がられませんでした(=⌒▽⌒=)

めげずに、“試練”の意味を今日お話しようと思います。

結婚する、婚約するにあたって一番の難関は
彼女の父親の説得
であると言われます。父にとっては、娘の婚約者は大事な娘をさらう悪者であると
昔から言われています。

「わかった、娘はくれてやる。そのかわり一発君を殴らせろ」

みたいなドラマはよくありますよね(笑)

幸い、美沙子ちゃんの場合は、相手がどこの馬の骨かはわかっているので、
この難関はクリアしているといっていいでしょう。なら、何の問題もないじゃないかと
思われるかもしれません。

ノンノンノン

それよりも大きな問題は、できちゃった婚をどう認めてもらうかということなんです。

いまどき、できちゃった婚は全然珍しいことでも何でもありませんし、周囲も白い目で
見ることも少なくなってきました。田舎である私の実家の周囲でも、できちゃった婚を
したからといって、変な目で見られることもありません。でもそれは、
あくまで世間一般がそのように変化してきたというだけのお話なんです。

残念ながら美沙子ちゃんのお父さんも、もちろんうちの父も、そういう
“順番間違い”はとても許されるものではないのです(。-人-。)

うちの父は、昔の記事をご覧になった方であれば、なんとなく察しがつくかなと思います。

実は・・・

美沙子ちゃんのお父さんも同じような感じなのです(((( ;°Д°))))
父が二人いるようなもんですね。

強いて違いを挙げるとすれば、言葉より先に手が出てくるのがうちの父で、言葉で叱った後に、
「歯を食いしばれ」
とやってくるのが美沙子ちゃんのお父さんだということです(笑)

まあ、一発殴られてしまえば、それで終りというわかりやすさはありますし、
長時間ネチネチと説教されるよりは、はるかにいいのですけど、
確実に殴られることがわかっているのに出向くというのも勇気がいりますよね。

うちの母も、美沙子ちゃんのお母さんももう知っていたのですが、どうやって父親連合に
話しを持っていくか結論がでなかったみたいです。そこで私にも意見が欲しいということでした。

どのみち言わなければならないのですから、勇気をもって当たって砕けるだけなんですけど、
問題はどちらから先に話すかということなんですね。

ここは、花嫁の父を立てるのが最善じゃないかと思うのです。

うちの父に話せば、その後の展開は簡単に見えます(実際にそうなりましたし(爆))。
1.父に報告
2.鉄拳(笑)
3.美沙子ちゃん家にGO
4.父お詫び&兄にもお詫び

4.のときに、美沙子ちゃんのお父さんが既に知っているのと、この時初めて聞かされたのでは、
全然違いますからね。だから、さきに美沙子ちゃんのお父さんに話を通しておくべきだと。

そこで昨日は美沙子ちゃんの家に、意を決して報告に行くことになりました。
(何故か私も一緒に行くことになってしまいました)

美沙子ちゃんお父さんも結婚には賛成で、とてもニコヤカに話をしてくれていましたし、
久しぶり私にも会えたのでとても喜んでおられました。そうすると、だんだんと話を
切り出しにくくなります。でも、もう後戻りもできないわけで、美沙子ちゃん、
美沙子ちゃんのお母さん、そして私がジワリジワリと兄にプレッシャーをかけます。

兄は、脂汗を流し、ソワソワソワソワ。

男ってこういう土壇場には本当に弱いです(  ̄っ ̄)

やがて、美沙子ちゃんのお父さんも兄の異変に気づきます。
こうなったらもうどうにもなりません。兄も覚悟を決めて告白します。

\(*`∧´*)/

みんなの背筋が凍ります。

と思ったら、美沙子ちゃんのお父さん、一言
「そうか」
で終わり。

わざわざ私まで同伴で話があるということなので、なんとなく予測はしていたということでした。
(p_q)

できちゃったといっても、できちゃったからという理由で結婚するわけでもないんだし、
いずれはできるんだし、そんなことでガタガタ言っても仕方なかろう。
それよりも美沙子を大切にしてくれればそれでいい。

と、なんともありがたいお言葉o(;△;)o

確かに、中高生の妊娠ざたとは違いますし、正式に婚約をしているのですから、
ちょっと勇み足と思えば特に問題はないのですけどね。

とはいうものの、美沙子ちゃんのお父さんも全く大歓迎ではなく、やっぱりよくないんだぞ
という感じではありました。

ということで、とりあえずは難関を一つクリアです。

でも、一難去ってまた一難。今度はうちの父の説得です。
美沙子ちゃんのお父さんがOKしてくれたからといって、同じようにうちの父が
あっさりと陥落するとは思えません。兄も、顔面蒼白で今にも倒れそうです(笑)

夕方、父が帰ってくるのを待って、意を決して乗り込みました。今度は、私も美沙子ちゃんも
同行ぜず、兄が一人で父に対峙しました。

後はご想像にお任せいたします(爆)

しばらくは父の怒号と、物のぶつかる音だけが我が家にこだましたことだけはお伝えして・・・

騒ぎが収まったところで二人が出てきました。美沙子ちゃんのお父さんのところにお詫びに行くと
言っています。そこで私達が、もう美沙子ちゃんのお父さんには先に報告したといいましたが、
とにかく行くと。

兄は、それはそれはかわいそうなほどでした(笑)。
30近くになって、親に殴られる人もそうはいないでしょうねо(ж>▽<)y ☆
でも、兄はなんとなく満足そうな表情でした。

たしかに恐い父ですけど、筋さえ通せばわかってくれます。
美沙子ちゃんの家で一通りお詫び(のような儀式)をした後は、みんなで飲んでいました。
後から私と美沙子ちゃんも呼ばれ、一晩中酒盛りとなりました。

途中、何度も父は
「こん、バカ息子がぁあ」
なんてやっていましたけど、どこか嬉しそうなかんじでしたしね。

早めに言ってよかったと、心から思いました。

そろそろ麻雀のネタを書かなければ(笑)
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