最近の折り紙は、立体作品も多くて面白いんだなぁ。
色々やってるうちに、気付いたこと。
折り紙は、表現をする「創作ツール」だけでなく、
作りながら、色々と考える礎となる、「教育ツール」でもあるのだなと。
つまり、昨今の流行風に言うとw育脳ツール
折り紙の、一つの特徴は「模倣」です。
見本や、折り図をじっとみて、考え、それを「模倣」することで、創作が実現できる訳です。
以前タロウと一緒にプラモデルを作っていたときに考えていた事と通じますが、
過去記事
「大人の科学・万華鏡/プラモデルに関するよもやま話」
私の雑感で言うと、私たちの「何かを作る活動」というのは、その活動の特徴から、
大まかに分けて2パターンあると思うのです。
ひとつは、自由な発想で、ルールに縛られず、『創作』するという活動。
たとえば、自分のアイデアで自由に工作をするとか、
自分のオリジナルの絵を描くだとか、お話を作るだとか、そういう活動。
アイデアを羽ばたかせ、より自由にフリーに、作る活動ですね。
もう一つは、手順をきっちりと踏み、『制作』する活動。
説明書を良く読んだり、先生の話を良く聞いて、理解し、
「道すじ」をしっかり抑えながら、作る活動ですね。
「折り紙」という活動は、後者の活動であると思います。
(プラモデルも後者)
どっちも大事ですが、、それぞれ、エネルギーのベクトルが違うし、
恐らくそれぞれ、同じ「作る」という活動でも、脳の違うところを使っていると思う。
端と端をキッチリ折る慎重さ、
折り図通り折り込む根気強さ、
出来上がりまで、投げ出さない粘り強さ。
まさにそれこそが、折り紙の「効能」である、と!
「教育折り紙」とは良くいったものですね。
ただの四角い紙じゃないんだね(笑)
てなわけで、すっかり折り紙ファンになっちゃったわたくし。
こないだの幼稚園の文化祭では、保護者作品として、作り散らかした作品を出展させていただきました。
しつこいようですが、こんなの、手順さえ踏めば誰にでも折れるんですよねー(笑)
センスとか、技術とか、全然関係ない!!
しょーじき、教えさえすれば、小学生にでも折れる。
でも、そこが、「誰にでも出来る」ってところが、折り紙の偉大なところ。
「手順さえ踏めば、やり方さえ分かれば、誰にでも到達できる」
ってポイントは、
「勉強」という概念にも、通じるような気がします。
ハマっちゃったついでに、折角だからさ。
この楽しさを、もっと子供たちと分かち合いたいなー、なんて思う今日この頃です。
正十二面体スケルトン。
正二十面体スケルトン。
正六面体、正八面体、正四面体スケルトン。
これらの多面体制作には、この本を参照いたしました。
分かりやすく美しい本です!
おの折り紙セットは、折り図が秀逸。
この箱も評判よかったです
。。。
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