こどもと一緒の時間 | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

お外が大好き、身体を動かすことが大好きのハナ。
最近は私も、なるべく、なるべく公園にも連れ出してあげよう、と頑張っております。

でもさー。

「なんでも、こどものために」って思っちゃうと、疲れちゃうのよねー(笑)
(私だけ?)

とはいえ。
「ママも一緒にやって!」発言が多いハナなので、結局は子供都合で動かされるんだけれどもさ。

だからといって、キモチまで動かされると疲れてしまうので、私のポリシーとしては


子供につきあう気持ちは、気持ち半分。
子供の目線の斜め45度くらいを見て、自分の世界を楽しむ



てーのを心がけています。



私が楽しめる、「自分の世界」は、やっぱり絵がメインであることが多いかも。
自然界の色々なものを、「絵のモチーフ」として見つめると、色々な発見があって面白いです。




たとえば、ハナが

「このブロック塀を上り下りしたい!」

と、何度も何度も塀を上がったり降りたり繰り替えすときは、その介助をしながら

お母さん、火って何から出来ているの?
あーーーー、この草のフォルムが美しいなぁー…

と、横目で観察するとか、そんな感じです。
(この草の名は、チカラシバといい、イネ科の植物。引き抜くのにやっかいなことからこの名がついたのだとか)



子供の目線、リズムで動いていると、普段気づかなかった色々な事が観察できたり、気づけたりして、
それはそれはとても新鮮。

もちろんスケッチブックを取り出す訳にもいかないので、脳内の記憶に留めておくしかできないですけどね。


でも、「自然を観察しよう」なんてしゃちほこばるとメンドくさくなってしまう性分の私には、これくらいのスタンスがちょうどいいのかもなーと。




トゲトゲチクチクのこの葉は、いかにもクリスマスっぽいなぁとか
お母さん、火って何から出来ているの?



枯れ色をした草のグラデーションが美しい。
お母さん、火って何から出来ているの?



ふわふわのススキの穂。キレイだなぁ。
お母さん、火って何から出来ているの?



外来種のセイタカアワダチソウ。その繁殖力は驚異的ですが
お母さん、火って何から出来ているの?
この黄色はホントに美しくて、感服します。道ばたに映える黄金の色。ミモザのような。



駐車場に立っているこの柿の木。木のバランス、枝振りに、実の赤のバランスがえもいわれず美しい。
お母さん、火って何から出来ているの?




道ばたには、これまでは気づけなかった、小さな感動が一杯。
素敵だなぁ。




道ばたの景色に感動するには、何かしら自分に「テーマ」を課するのがいいのかなとも思います。
その「テーマ」は私の場合、「絵」でありまして。
このフォルムを表現するにはどういう構図にすればいいのかとか、影と光の色を出すにはコピック何番で塗れば良いのかとか、そんなことばっかり考えてます(笑)


「テーマ」は人に寄って色々と違うのでしょうが、
そういうテーマを心の中で持っていれば、身の回りの色々な事が、その人にとっての「気づき」と繋がるトリガーとなるのかなぁとか、思ったりして。




子供の学習をうんぬんするのであれば、まずは自分が学ぶ事が大事、だしね。やぱし。

片目で子供の成長を愛でつつ、片目で自分の学びを楽しむ。
私にとっては、これくらいのバランスが心地いいなぁと。

それが私の「家庭学習」かしらん。
(と、テーマと強引に繫げてみる)

。。。
ゆったりと歩く事、のんびりと時間を過ごす事。これって、
大人目線で、がむしゃらに走っていたときには気づかなかったことです。
こういう時間って、子供からのプレゼントではないのかなと、思ったりします。
しっかりと、ありがたく、受け取って。楽しみたいです。
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