「こども鉱物図鑑」と結晶模型 | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

前回の記事でタロウに見せた図鑑は、大人向けだったので。
子供向けの図鑑も買っておいたほうがいいかなーと、こんな本を買ってみました。


こども鉱物図鑑/八川 シズエ
¥1,680
Amazon.co.jp

結論から言うと、とっても面白い本でした!
もっと早くに出会っておきたかった、と思うくらい。

作者の子供目線の語りかけが素晴らしく、とっても分かりやすいし、私のような素人の鉱物初心者にもピッタリです。

特に最初の文章がケッサクでしたので抜粋してみます。


ーー本書「はじめに」より抜粋ーー

たとえば、
みなさんが朝ごはんで食べる目玉焼きに、お塩をふりませんか?そのお塩は、「岩塩」という鉱物です。

学校へ行って授業が始まり、ノートに鉛筆で文字を書きます。その鉛筆の芯は「石墨」という鉱物で出来ています。

気分が悪くなって保健室へ行くと、まずは「水銀」という鉱物が中に閉じ込められている体温計で体温を計ります。

図工質には「辰砂(しんしゃ)」「藍銅鉱(あいどうこう)」「孔雀石(くじゃくせき)」などの鉱物を粉にした日本画の絵の具があるかもしれません。

家に帰ってテレビを見ます。その中にあるブラウン管には、「モナズ石(せき)」や「金」という鉱物が使われています。

ずっとテレビを見ていると、お母さんが時計をさして、「いつまで見ているの!」と言います。その時計には「石英」が入っています。

そして、そのお母さんはたいがい、「宝石」といっている鉱物が大好きです。


ーー抜粋ここまでーー(文中強調は私)



どうですか? 面白いでしょうーー!
こんな文を書かれるなんて、作者の八川シズエさんって、ウィットに富んだおちゃめな性格の方ではないのかしら、なんて勝手に妄想してしまいます。


テレビばっかり見ている子供に「いつまでテレビみてるのっ」と怒ってみて

「テレビ見てるんじゃなくて、モナズ石の研究してるのっ」

とか返されたら。

私だったら嬉しくて許してしまいそうです(笑)



タロウにも与えてみたところ、残念ながら文章をジックリ読んでいない様子だったので、この文章にも食いついてはくれなかったようですが。

代わりに、巻末の「結晶模型の展開図」に興味を示したようです。
早速切り抜いて作っていました。



コピーを取って与えました
お母さん、火って何から出来ているの?


色塗り。
お母さん、火って何から出来ているの?


完成です!
お母さん、火って何から出来ているの?
左上から、5画12面体、菱面体(りょうめんたい)、立方体と正8面体の集形、斜方12面体、
左下から、正4面体、正8面体、正6面体。




個人的にはこのカタチを手にして
お母さん、火って何から出来ているの?

「おかーさーん! これパピローマウィルス!




と言ってのけたタロウ。

立派なマニアに育ってくれて…ヨヨヨ(ノДT)

母は嬉しいです(爆

お母さん、火って何から出来ているの?
…よく見ると違うんですけどね。


(参考記事「萌え萌えウイルス」







さて一方のハナですが、兄の真似をしてこちらも一生懸命作ってました。
お母さん、火って何から出来ているの?


完成品。
お母さん、火って何から出来ているの?

なんとなく切り刻んで、テープでつけてみた、と。
彼女なりに、なんかカタチにしようとした意思を感じ取れます(笑)





。。。

さて最後にお知らせですが、しばらく夏休みを頂きたいと思います。

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