予防接種を受けさせに病院へ連れて行くときは、
去年くらいまではだまし討ち(訳も話さずかかりつけの病院へ連れて行って、イキナリぶすっ!)でも全然OKだったのですが
(その時は泣くんだけど、待合室に戻ってオモチャで遊んでいるうちに忘れる。単純…)
最近は知恵がついてきて、だまし討ちが困難になってきました。
ちっ、扱いにくくなってきやがって…
首にナワ付けて引っ張って行ってもいいのだけど、そうやってトラウマを作ってしまうと後が大変なので。
しょーがないので正攻法、説得作戦です。
数日前に、「今度、注射するよ」と宣言しました。
「え~~~、やだ~~!」
と抵抗するタロウに対し、様々な戦法で説得を試みました。
(脅迫作戦)
「怖い病気に、かからないための注射なんだよ。
もし怖い病気にかかったら、死んじゃうかもしれない。
タロウが死んじゃったら、お母さんすごく悲しいよ。だから受けなくちゃだめ」
(経験を語る作戦)
「注射っていうのは、すごく大事で、病気にかからないためにするんだよ。
お母さんだってタロウを産むときに手術をしたけど、そのときだって沢山沢山、注射をしたんだから。
注射をしないと、すごく大変な病気になってしまうかもしれないから、頑張って注射をしたんだよ」
(社会情勢を語る作戦)
「注射を嫌だっていうけど、世の中には、注射が出来なくて死んでしまう子供たちも沢山いるんだよ。
注射を一本するだけで、命が助かるんだけど、それが出来なくて、悲しい思いをしている子供や、お母さんたちが沢山いるの。
そういう子供たちを救うために、皆頑張ってるんだけど(ユニセフの話。私も小額ながら月々募金しています)、まだまだ間に合わないんだよね…。
タロウは、皆がちゃんと注射が出来る国に生まれて、幸せなんだよ。注射ができることに感謝しなくちゃね」
こんな風に、クドクドクドと(笑) 説明を重ねるうちに
「・・・いついくの?」
と聞いてきました。
(おっ…観念したな…)
「近いうちがいいんだけど、今日は無理で、明日も○○教室があって無理だから。明後日ね。」
で、当日の朝。
タロウから
「今日は注射の日だよね」
と切り出してきました。。。覚えてたのか(笑)
「そう。行くよ。頑張っていきましょう」
幼稚園から帰って、おやつを食べて、「病院いくよ~」と声をかけると。
「はーい」
と案外素直に、出てきました。
「ぼく、注射するときに泣いちゃうかもしれないけど。どうしようかなぁ。」
「男だもん。泣かないのが一番かっこいいよ。がんばれ!」
という会話もあったのですが・・・
いざ病院へ入り、お医者さんの前に座って診察を受けていると、その時点でソワソワソワソワ。
腕を出し、消毒をしている状態で・・・ガクブル震えて大泣きでしたよ。
取り押さえて注射。
待合室に戻っても、しばらくは、私の膝の上でクスンクスンくすぶっていました。
肝心のところでヘタったヘタレタロウでしたが。
でもね。
よく頑張りました!
次はこの冬の、インフルエンザ注射かな~。
またクドクドとした説得を繰り返さなくちゃダメかしら…
。。。
注射が出来る幸せ・・・
わかっちゃいるけど、やっぱりやぁね。
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