ブログにはまだ書いてなかったのですが、先日、新横浜の杉ウィメンズクリニックにて不育症の検査をしました。

結果、血液凝固系の不育症と診断されました。

備忘録と、もしかしたら、いつか誰かの参考になるかもしれないと思いまとめます。



【不育症検査を思い立ったわけ】

2012年の11月に会社の健康診断を受けました。
12月に入り、検査結果が出て、尿潜血と尿蛋白が陽性で要再検査となりました。

尿潜血は子供の頃から検査すれば必ず陽性になりましたが、再検査をしても、いつも問題は見つかりませんでした。
尿蛋白が陽性になったのは、今回が初めてでした。



勤務先から近いので、両角先生の出身病院でもあるS王病院の内科で再検査を受けることにしました。
再検査および再々検査までやって、結果、尿蛋白は検出されず、尿潜血はあるものの問題ないレベルとのことでした。

但し、ひとつ指摘されたのが「抗核抗体 陽性」でした。
抗核抗体は、基準値は40未満なのですが、私はちょうど40。
(抗核抗体の検査は40の次の値が80、160となるそうです。)
考えられる病気として膠原病などがあるようでしたが、それらの検査は陰性でした。
Dr.からは「抗核抗体陽性だけでは病気ではありません。」との話でした。

でも、私は「抗核抗体」というワードに見覚えがありました。
どなたかのブログで、不育症関連の記事の中にあった気がしたのです。

ふ 「実は不妊治療をしています。抗核抗体というワードを不妊治療関係の何かの記事等で読んだことがある気がします…先生は何かご存知ですか?」

Dr. 「そうですか。私は内科の医師なのでよくわかりません。もし気になるようなら不妊で通っている病院で訊いてみるといいかもしれませんね。」

穏やかな良い先生でした。
内科的には、特に治療や経過観察も必要ないとのことで、病院を後にしました。



それから、早速インターネットで検索をしまくりました。

でも、いまいちわからず…ただ、不育症の専門医として、新横浜の杉ウィメンズクリニック(SWC)があることがわかりました。
そして、「抗核抗体」はSWCの不育症スクリーニング検査の1つになっていることも。
SWC スクリーニング検査の一覧

この時点での私の不妊治療歴はこんな感じでした。
 病院:KLC
 採卵:5回
 移植:8分割胚1回(→陰性)、胚盤胞1回(→HCG2.9)
 凍結胚盤胞が1つあり、1月中旬に移植予定あり

私はまだ妊娠したことすらなく、習慣流産ではないし、流産に苦しんでいる人はたくさんいるだろうに自分が診察を受けるのは場違いではないか。
先生にも「何しに来たの?」と言われるのではないか。
…という不安がありましたが、年齢的に躊躇している場合ではないと思い直し、思い切って予約の電話をしました。

とれた予約は6月中旬でした。
電話をしたのは12月中旬でしたので、6ヶ月待ちでした。



その時、KLCに胚盤胞を1つ凍結してあり、1月中旬に移植の予定でした。
せっかく出来た胚盤胞、もし着床してくれるなら流産したくないと思いました。
出来る検査があるなら、移植前にしておきたい…と。

どこか他に、移植前までに診察を受けられそうな病院はないか、引き続きネットで検索しました。
今では日本医科大学付属病院や東大付属、慶応病院等、都内でも不育症を診てもらえる病院がある事を知りましたが、当時はなんの知識もない状態でした。

その日は金曜日でした。
出来れば会社を休まずに済む、明日の土曜日に、予約の要らないどこかの病院を受診したいと思って探しました。
会社のデスクで、アブラ汗だらだら汗で焦って検索しまくりました。
もう、仕事そっちのけですドコモ絵文字ミニ

そして、杉先生の出身病院でもある、伊勢原のTK大学医学部付属病院について書いてあったブログの記事が目に付きました。
TK大病院のHPには不育症についての記載がなかったので、念のために電話で受診の確認をしました。

ふ 「不育症の検査をしたくて受診したいのですが。」

受付 「不育症の専門の科というのはないので、産婦人科を受診してください。」

ということで、翌日に夫くんとTK大病院まで出向くことになりました。



(…長くなりますので、次に続きます。)