孫と東村山Rhapsody

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「私たち漫画家は、都青少年育​成条例に断固反対します!」と、
『マンガ・アニメの危機!? 徹底検証「都青少年育成条例」』を
ニコ生タイムシフトで見た。

基本的に何でもかんでも法で規制してしまおう、って言う乱暴な政治家の姿勢に
思わずムカッとしてしまうのだけれど、
この問題については何層かのフェーズがある。

まず、政治家が法律で庶民を規制しようとしてんじゃないの問題。
政治家のパターナリズムっていうのは本当にうざいのでやめてもらいたい。

で、次に現れるのは、住み分け問題。公共性の問題。
現実に完璧な住み分けは難しいけれど、努力はすべき。
というわけで次。

多分これが一番の根っこ。
法でも、公共性でもなくてアグネスの涙問題だ。
幼い女の子が性の対象として描かれる漫画を嫌悪しない女はいないだろう。
けど、いったん描かれて、それに対する欲望が発動されてしまったからは
いくら規制をしてもそれをとどめることはできない。
ネット社会ではなおさら。
どんなにフィルターをかけても、
それを突き破ろうとする意欲は更に欲望を膨れ上がらせる。
タブーこそ快楽、というよくある話。

アグネスの涙は、
ロリコン欲望をタブー視して欲しい、という願いだ。
でも、多分通じない。絶対通じない。
けど、アグネスはかつてのハイソックスロリに訴えかける。
「記号に萌えないで。」
アグネスは自分のハイソックスに男たちが萌えたことを知らないわけはない。
ハイソックス・アイドルであったアグネスが、
記号には萌えていけないと言う。
これはダブルスタンダード。

そんなアグネスが、男たちによってもう一度消費されようとしている。
「アグネス、今度は誰に媚びてんだよ。」

なんと厳しい「アイドル」社会。
結局「アイドル」を持ち上げて落とすのは男たち。
君たちには、ご馳走さま、っていう気持ちはないのか。



うちの犬が大好きな場所は、
車でまっすぐ行って、
右に曲がって線路を越えて、
左に曲がってまっすぐいくと到着する。

で、近所を散歩する時、犬に進路を任せると、
まっすぐ行って、
右に曲がって線路を越えて
左に曲がる。
でも、いつまでたっても犬の大好きな場所には到着しない。
今日は、2時間ぐらい歩いた。
車で15分ぐらいのところだから、
2時間歩けば余裕で到着できるはずなのだけど、
最初のまっすぐが短すぎるのだ。

気まぐれにもうちょっとまっすぐ行ってみる気になって、
右に曲がって左に曲がってまっすぐ行って大好きな場所にたどり着けたとき、
犬はどんなに気持ちになるのだろう。
私を振り返ってにやりと笑う?
わくわくしちゃう。
がんばれ犬。