こんばんは

保育士のふみえです。


ここ最近、兄弟(姉妹)の対応について質問を

色々といただいています。

(保育士ふみえのお話会はメール相談のフォロー付きです)


上の子が親にとって困るような行動をとる時

それが下の子へのヤキモチからくるものだと分かっていても

具体的な対応をどうすればいいのか?

みなさん迷われますね・・・


このブログを読んで

大好き 言って ギューもしてるけど

それでも

下の子に対してしつこく嫌がることをする・・・

そしてその行動を受け入れられず怒ってしまう・・・などなど

の声をよく聞いています。


そんなタイミングで

一緒に家庭教育の勉強に参加している心友Мさんの

きょうだいの子育ての体験発表を聞く機会がありました。

やっぱり兄弟の子育てには親が気をつけるポイントがある!と

感動と共に改めて認識することができたので

ご本人の了解を得て発表原稿をそのまま載せます。


上のお子さんへの対応に悩まれている方はぜひ読んでみてくださいね。


Mさんが家庭教育の勉強を始めたのは長女が2歳半、そして長男がお腹にいる時でした。その長男も今では5歳になります。


長男が産まれてくる前から、兄弟でも上下関係が必要である事、上の子に対しての接し方など度々セミナーで教えて頂いていました。おかげさまで二人仲良く育っていると思います。例えば、お菓子や、ジュースの取り合いなどは、上下関係を重視して、上の子に先に選ばせ、次は下の子としてきたので兄弟喧嘩になることはほとんどありません。どうしても後に選んだ長男がぐずった時は長女が時々交換してくれています。

 そして、我が家では、まだ二人が小さいのでおこづかいをあげていません。欲しい物がある時は、お手伝いカードのスタンプをためるか、自治会の草取りに参加して、100円のご褒美を私からもらうか、このような方法でしか欲しい物を手に入れる事ができません。

長男は、まだ年中なので、すぐにお菓子やおもちゃを買って使ってしまいますが、小2の長女は、大事にためています。  そして何に使うのかと思えば、家族で出かけた時に、弟がジュースやお菓子を欲しがると、ためていたおこづかいで「○○くん、どれが欲しい?」と本人に選ばせ買ってあげているのです。私も弟が二人いる長女でしたが、弟のお菓子を知恵を働かせて多めにうばいとる事はあっても自分のおこづかいで買ってあげるような事はした事がありません。なので、長女の行動がとても眩しく「お母さんも、○○ちゃんみたいな優しいお姉ちゃんが欲しかったな~」とつい言ってしまうことがあります。

そんな優しい弟思いのお姉ちゃんなので、長男は家族で一番お姉ちゃんを慕っています。最近は長女は全国大会に向けてマーチングの練習が放課後も連日あり、平日はもちろん土曜日もほとんど一緒に遊ぶ時間がありませんでした。しかし、日曜日は唯一二人でゆっくり遊んで過せるので、外出せずにおままごとをしたり、一緒に本を読んだりと、いつも一緒、離れずに寝るまでじゃれあって楽しい時間を過しています。お姉ちゃんがいない時間が長くなった事で、お互いの存在感が大きくなっているようです。

私は小さい頃、おねえさんなんだから・・。女の子なんだから・・と、事あるごとに母から言われてきて大変嫌な思いをしていました。なので、子どもが生まれる前からその言葉は使うまいと心に決めていました。その後、スコーレここ で家庭教育を勉強したことで改めて上下関係を大切にした兄弟の育て方を教えていただき、実践してきたことで今の二人の関係があると感謝しております。

これからもなるべく二人を比較せず、良いところをお互いに認めあい、尊重し合える関係になっていけるようあたたかく見守り育てていきたいと思います。

ありがとうございました。


以上です。素敵なお姉ちゃんですよね。

こんな風に上の子が下の子への思いやりの心を持って、

きょうだい仲良く育ってくれたら親もハッピーです。


兄弟の中で上下関係を重視する。

おやつを分け与える時は上の子から順番に。

量もお兄ちゃんは体が大きいから多めに。

など具体的な対応を私もここ セミナーで勉強しました。


上の子を優先していくと、

親が促したり、指示しなくても

上の子が自ら下の子へ思いやりの気持ちを持つことができます。

自然にそうなるのですね。


上の子は、欲しい愛情や注目をいつも親からもらっている実感があって

満たされているからです。


自分の心が満たされていると他に優しさが溢れていきます。


仲の良いきょうだいの秘訣です。


小さいから。理由というで下の子を優先していると

上の子は常に我慢を強いられることになります。

我慢は悪いことではありませんが

過多になると、親への愛情欠乏感になって

弟(妹)を思いやるより、注意を引く行動が多くなりがちです。

心が渇いていると他をおもいやれません。

ここは盲点ですよね。

親としては 思いやりの気持ちを育てたくてしている行為が

知らず知らずのうちに逆のことをしていることもあるのです。


我が家では下の子が泣いても

上の子を先に膝に乗せます。

もちろん泣いている事への共感やフォローはしますが

優先するのは上の子の その時々の気持ちを満たすこと。


卒乳した二男が三男が生まれたのをきっかけに

出戻り授乳したことも今ではいい思い出です。

三男の横で「僕も・・・」と言って来たときには

右に二男、左に三男。と両側で授乳したり。

望みを徹底的に叶えるようにしました。

先に満たしてあげると楽です。

自分から離れていいきました。

子どもにとって「満足する」こと「安心すること」は本当に大切なことです。


先日、テレビで教育評論家の 

親野智可等(おやのちから)さん講演を見ました。

テーマは「男の子脳と女の子脳」

男の子脳の育て方のコツは後で伸びるものが多いことを念頭において子育てすること。

という大変興味深い内容でした。その説明の中で

後で伸びる能力を開花させるために気をつけることとして

「きょうだい関係」を挙げていらっしゃいました。

その答えがMさんの実践の中にあることを強く感じました。



上の子の気持ち。ちゃんと見えていますか?

困った事に見えるその行動の奥にある上の子の本当の気持ちに親が心から共感出来た時、その困った行動は必ずなくなります。


1日100回大好きと言って

とっても大切です。


そのときその場で 子どもの気持ちに共感する事はもっと大切で難しいです。


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